BIGLOBEは12月12日、「セクハラに関する意識調査」の結果を発表した。調査は11月18日~24日、インターネットを利用し、かつスマホを所有する20代~50代の社会人男女800名(男女各年代100名)を対象に、WEBアンケート形式で行われた。

パワハラ・スメハラ・マタハラ…。今では様々なハラスメントが存在するが、職場で最初に取り上げられたのは女性に対するセクハラだろう。それも今や、男性にも起こり得るものに。そこで本稿では、最近のセクハラ問題の現状について取り上げる。どんなセクハラが存在し、どのように対処しているのか。早速、調査結果を見ていこう。

身体を触られるセクハラ行為が最多

  • BIGLOBE「セクハラに関する意識調査」  あなたがされたセクハラはどのようなことですか?

    あなたがされたセクハラはどのようなことですか?

セクハラをされたことがあると回答した人に、セクハラの内容について聞くと、「身体を触られた」(54.2%)、「男らしさや女らしさについて言及された」(34.2%)、「断りづらい状況で私的な連絡が来るようになった」(27.4%)と回答した人が多かった。年代別では、20代では「断りづらい状況で私的な連絡が来るようになった」が「身体を触られた」と並んで1位(47.7%)に。さらに、「性的な行為を要求された」「性的な行為をされた」(同率15.6%)というセクハラも15%以上あることがわかった。

約3割がセクハラに対し何も出来ず

  • BIGLOBE「セクハラに関する意識調査」  セクハラをされた時にとった行動

    セクハラをされた時にとった行動

続いて、「セクハラをされたとき、あなたはどのような行動をとりましたか?」と質問したところ、48.9%が「態度等でそれとなく抗議した」と回答。一方で「特に何もしなかった」と回答した人は28.4%にのぼり、何もしなかった理由として、「関係性が気まずくなるのが嫌だ」(37.0%)、「行動しても解決しないと諦めたから」(29.6%)、「相手が気づいていないので言いづらい」(25.9%)が上位に並んだ。

セクハラに怒り・軽蔑・恐怖

  • BIGLOBE「セクハラに関する意識調査」  セクハラについてどのように感じますか?

    セクハラについてどのように感じますか?

セクハラに対して抱く感情を聞くと、「怒り」(51.1%)や「軽蔑」(49.0%)など、攻撃的な感情が上位に。一方、20代女性は「恐怖」(54.0%)が1位となり、全体で「恐怖」と回答した人31.4%を、大幅に上回る結果となった。