元KARAで女優の知英(23)が29日、都内で行われた東海テレビ・フジテレビ系『オーファン・ブラック ~七つの遺伝子~』(12月2日スタート 毎週土曜23:40~24:35・全8話)制作発表会見に出席。この日、サプライズで用意されたケーキには、スタッフの思いが詰まっていた。

001のalt要素

女優の知英

本作は、シーズン5まで放送されているBBCアメリカ放送の人気ドラマ『ORPHAN BLACK』のサスペンスを踏襲しつつ、ヒューマンドラマの要素を加えて日本版にリメイク。知英にとって、2014年に活動拠点を日本に移して以来、初の連ドラ主演となる。この日は知英のほか、共演の竹中直人(61)、西銘駿(19)が出席した。

知英は、元孤児でシングルマザーの主人公・青山沙羅をはじめ、全7役の演じ分けに挑む。東海テレビの松本圭右プロデューサーは、冒頭のあいさつで「大変なものに手を出してしまいました」と切り出し、「1人の女優が7役を演じ分け、CGを駆使した映像、ド派手なアクション……正直、こんなにも大変なのかという日々を過ごしております」と打ち明けた。

過酷な現場でスタッフが一丸となっているのは、誰よりも大変なはずの知英のおかげとも語る松本プロデューサー。「7役を演じ分けるだけでも難しいのに、日本語たけでなく韓国語や英語もあり、なおかつ方言で長台詞をしゃべらせてみたり。イジメじゃないかというような台本を笑顔でこなしていただき、なおかつド派手なアクションをほぼご本人が演じているんですけども、手や足にアザを作りながら、それでも笑顔で現場を引っ張っていただいている。そんな知英さんの背中を見ていると、現場一同なんとかしてこのドラマを成功させようという気持ちになっております」と知英の前向きな姿勢を称賛する。

  • 002のalt要素

    左から西銘駿、知英、竹中直人

松本プロデューサーの言葉に謙遜するような素振りを見せていた知英は、「かなりプレッシャーもあって不安もありますが、みなさんに支えていただきがんばってます」と報告。オファーを受けた当時は「私にできるのかな」「1人の役を演じるだけでも大変なのに7役なんて私できない」と内心では不安を感じつつも、ストーリー展開に引き込まれて「頑張ってやってみたい」という意欲へとつながったという。

それぞれが別人に見えるように各役柄を研究し、1つの場面で2~3人を演じ分けるシーンの本番前には同一ヘアメイクで一通り演じてみることも。「なんとかみなさんに支えてもらって頑張っています」と語るように、この日の知英は、スタッフに支えで乗り切っていることをしきりに伝えた。

  • 003のalt要素

    ビデオメッセージを通じて知英を励ます山崎育三郎

この日、大阪のミュージカル公演で参加できなかった山崎育三郎は、発表会の終盤でビデオメッセージを通じて登場。「7役ということで本当に大変だと思いますが、体に気をつけてこの寒い冬を気合いで乗り切ってください」と励まし、「知英さんを力づけるために撮影の現場スタッフからサプライズプレゼントがあります。楽しみにしていてください」と呼び掛けた。

すると、7役がプリントされた特大ケーキがサプライズで持ち込まれ、知英は「本当にうれしいです。スタッフのみなさんから毎日現場で支えられて、愛されているんだなって思って。心が毎日温かく、がんばれます。今日まで本当にありがとうございます」と感激。「これはもったいなくて食べれない! 7つに上手に切ってもらいたいです」と満面の笑みを見せていた。

  • 004のalt要素

    サプライズで持ち込まれた"1人7役ケーキ"

  • 005のalt要素
  • 006のalt要素
  • 007のalt要素
  • 008のalt要素
  • 009のalt要素
  • 010のalt要素
  • 011のalt要素
  • 012のalt要素
  • 013のalt要素
  • 014のalt要素