「第20回 名古屋モーターショー」の同時開催企画「あいちITSワールド 2017」の「はたらくクルマの展示コーナー」に、岐阜バスの連節バス「OMNIBUS」(水戸岡鋭治氏リ・デザイン車)が展示されている。「第20回 名古屋モーターショー」「あいちITSワールド 2017」はポートメッセなごや(名古屋市国際展示場)にて11月26日まで開催される。

「第20回 名古屋モーターショー」「あいちITSワールド 2017」開催中のポートメッセなごやに展示された岐阜バスの連節バス「OMNIBUS」(水戸岡鋭治氏リ・デザイン車)

岐阜バスは現在、4台の連節バス(メルセデス・ベンツ製 大型連節ノンステップバス「CITARO-G」)を所有し、「清流ライナー」の愛称で岐阜市内を中心に運行中。うち1台は昨年、JR九州のクルーズトレイン「ななつ星 in 九州」など数多くの鉄道車両を手がけた工業デザイナー、水戸岡鋭治氏により「今使っているバスの文字やサインを少し変化させる」「シートの張り地をオリジナルの柄にする」「車内の床に絵を描く」「天井に本物の柄のついた木を貼る」などの"リ・デザイン"が施された。

救急車やJAFレッカー車、道路パトカーといったさまざまな車両が並ぶ「はたらくクルマの展示コーナー」の中でも、赤い車体の連節バス「OMNIBUS」はひときわ目立っていた。車内も自由に見学でき、多くの来場者らが集まっていた様子だった。

「あいちITSワールド 2017」では、ITS(高度道路情報システム)の最新技術や研究成果を集め、未来の自動車社会のあり方を提案。「はたらくクルマの展示コーナー」の他に企業・行政出展ブースや大学ブースもあり、超小型モビリティ試乗会、セーフティドライブ体験、技術練習会なども開催されるという。

岐阜バスの連節バス「OMNIBUS」(水戸岡鋭治氏リ・デザイン車)の車内・外観