俳優の野村周平が、テレビ東京系新土曜ドラマ24『電影少女~VIDEO GIRL AI 2018~』(2018年1月スタート 毎週土曜24:20~)に主演することが1日、わかった。

野村周平

同作は、漫画家・桂正和の代表作で累計発行部数1,400万部を誇る『電影少女』を初のドラマ化。原作漫画の25年後である2018年が舞台となる。原作の主人公・弄内洋太の甥である高校生・弄内翔が、叔父の家で見つけた1本のビデオテープを再生すると、封印されていた”ビデオガール・アイ”が飛び出し、3カ月間の共同生活が始まる。

脚本は『ディストラクション・ベイビーズ』『幕が上がる』などの話題作を担当し、『桐島、部活やめるってよ』で日本アカデミー賞優秀脚本賞を受賞した喜安浩平、監督は映像作家・関和亮が務める。

原作の桂は「思い出深い作品なので、ドラマになることがすごく嬉しいです」と喜び、「今回のコンセプトが面白くて期待大!!」と期待を寄せる。野村についても「脚本を読ませていただいた時からどんな人が演じるんだろうと、あれこれ想像してましたが、イメージぴったりで、ワクワクしています!」と語った。

同局 五箇公貴プロデューサーは「70年代中盤生まれの僕ら世代にとっては憧れの存在だった」「『週刊少年ジャンプ』に連載されていたのが1989-1992年。あの頃は日本も景気が良かったし、オウムの事件や震災の起こる前で、今より将来に夢も希望も持てた」と振り返る。

五箇プロデューサーはさらにビデオガール・アイについて「向こう見ずでおっちょこちょいで危なっかしい。でも人間に対して『おまえのいいとこめっけ!』と励まして、必死で力になろうとする、人懐っこくて人間よりも人間っぽい存在」と語り、「世の中は面倒なことばかりだ。だからこそ“時代遅れのビデオガール”にみんなを励ましてほしくなった」と、現代版の同作を企画した意図を明かした。

主役については「このドラマを見た高校生が、自分たちの話と思ってくれたら嬉しい」という思いから、「『ちはやふる』で揺れ動く若者の繊細な感情を見事に演じ、主役としての華を兼ね備えている、野村周平さんしかいない」とオファー。「今年はレプリカントと人間を描いた不朽の名作『ブレードランナー』の続編が作られました。来年は日本のライアン・ゴズリングこと野村周平による続編『電影少女~VIDEO GIRL AI 2018~』を何卒宜しくお願い致します!」とアピールした。

野村周平コメント

今回は若い役者さんが多く出演するドラマなのでみんなで楽しくやっていけたらと思います。
僕が演じる弄内翔は、両親が離婚していることもあり何か心に抱えているような、殻に閉じこもっている高校生です。
ですが、ビデオガール・アイと出会い一緒に過ごしていくうちに、彼は段々と変わっていきます。原作ファンの皆さんの期待を裏切らないように精一杯演じたいと思います。楽しみに待っていてください。