10月27日公開の映画『ブレードランナー 2049』のジャパンプレミアが24日、東京・六本木のTOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、ハリソン・フォード、アナ・デ・アルマス、シルヴィア・フークス、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が登場した。

ハリソン・フォード

1982年に公開されて全世界で大ヒットを記録した映画『ブレードランナー』の続編となる本作。フィリップ・K・ディックの小説をベースに、人造人間であるレプリカントと、彼らの犯罪を追う捜査官ブレードランナーとの戦いを描く。前作で主演だったハリソン・フォードが、前作に引き続きブレードランナーのリック・デッカードを、ライアン・ゴズリングが主人公のブレードランナーKを演じている。

そんな本作のジャパンプレミアが行われたこの日は、前日の来日会見に続いてハリソン・フォードらが登壇。前作でメガフォンを執ったリドリー・スコット監督(本作では製作総指揮を担当)から電話があったと明かしたハリソン・フォードは「リドリーはあまり電話を掛けない人なので非常に驚きましたが、その時に『デッカードの役をもう一度やる気があるか?』と聞かれました。それから読んだシナリオとストーリーは、素晴らしい出来でしたよ。ライアンが演じているKとデッカードとの人間関係が面白くて、お客さんを震わせるような絆がよく描かれていました」と話し、続けて「その後にドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が選ばれ、有能なスタッフが集まり、すべてのお膳立てが整って私がやろうという決心にいたりました」と出演までの経緯を説明した。

さらに「ストーリーがとても練られた映画です。私が演じたデッカードはストーリーを語ってますが、描かれている世界は非常に複雑でユニーク。その中で俳優としての私は全体の物語をストーリーテリングするキャラクターです。前作でもその役目でしたが、今回は前作にない、役柄をどう広げていくかということに専念しました。スペシャルな映画で厚みがあり、素晴らしい映画に参加できて非常にうれしく思っています」と笑顔を見せた。

前日の来日会見ではスーツ姿だったシルヴィア・フークスだが、この日は胸元全開のセクシーなドレス姿で日本のファンを悩殺。劇中ではこの日のセクシーな姿とは対照的に、ハリソン・フォードやライアン・ゴズリング扮するブレードランナーを執拗に追い詰めるラヴを演じている。「この役を得た翌日からトレーナーがつき、才能のあるチームが作られました。それから週6日、毎日6時間トレーニングが始まり、見かけも強くなって感覚的にも強くなりました」と振り返り、「大変痛みもありましたが、そのお陰で変身することができました。戦闘のシーンも上手く演じられました」と笑顔を見せていた。映画『ブレードランナー 2049』は、10月27日より全国公開。