JR西日本は10月14・15日、臨時列車「パンダくろしお」を運行する。8月5日から運行開始したラッピング列車「パンダくろしお『Smileアドベンチャートレイン』」を使用し、10月14日に新大阪発白浜行「パンダくろしお1号」、10月15日に白浜発新大阪行「パンダくろしお2号」を設定した。ともに全車指定席での運行となる。

ラッピング列車「パンダくろしお『Smileアドベンチャートレイン』」は8月5日から運行開始し、同日に天王寺駅にて出発式も行われた

「パンダくろしお『Smileアドベンチャートレイン』」は、和歌山県のテーマパーク「アドベンチャーワールド」とJR西日本がコラボし、特急形電車287系1編成(6両編成)の車体前面をパンダフェイスとし、車体側面にパークで躍動する動物たちをデザインしたラッピング列車。車内の座席にもパンダをイメージしたオリジナル座席ヘッドカバーを採用(一部座席を除く)した。8月5日に天王寺発白浜行の臨時列車「くろしお95号」でデビューし、その後は定期列車の特急「くろしお」で使用されている。

10月14・15日の臨時列車は、列車名も「パンダくろしお」となり、14日の「パンダくろしお1号」は新大阪駅8時31分発・白浜駅11時8分着、15日の「パンダくろしお2号」は白浜駅14時50分発・新大阪駅17時20分着で運行。両列車ともに停車駅は新大阪駅・天王寺駅・和歌山駅・海南駅・御坊駅・紀伊田辺駅・白浜駅となる。

「パンダくろしお1号」の車内では、「パンダくろしおキーホルダー」や特典付きガイドブック「おとなの白浜さんぽ」のプレゼント、乗車記念ボードでの記念撮影を行う。白浜駅で「紀の国トレイナート号」に乗り換えられるほか、白浜駅から「アドベンチャーワールド」へ、和歌山観光PRシンボルキャラクター「わかぱん」のラッピングバスも運行される(別途バス運賃が必要。乗車人数の関係で通常のバスへの乗車となる場合がある)。

白浜駅では「パンダくろしお1号」の到着に合わせ、「パンダくろしお缶バッジ」のプレゼントや白浜温泉「崎の湯」割引チケット配布なども実施。381系で使用された「パンダシート」もコンコースに設置される(10月14日以降も常設)。

「パンダくろしお2号」が運行される10月15日も「アドベンチャーワールド」からラッピングバスが運行され、白浜駅で接続が図られる。「パンダくろしお2号」の車内では、ヘッドカバーをイメージしたオリジナルミニタオルのプレゼントも。なお、「パンダくろしお」車内でのプレゼント配布は御坊~紀伊田辺間にて行われるとのこと。

臨時列車「パンダくろしお」の指定席特急券は運転日1カ月前(9月14・15日)の10時から販売され、「みどりの窓口」やおもな旅行会社の窓口で購入できる。「e5489」でインターネット予約も可能。10月14日の「パンダくろしお1号」に乗車でき、バス利用と「アドベンチャーワールド」引換券がセットになった日帰りプラン「特急『くろしお』号で行く 和歌山アドベンチャーワールド」(発売枚数限定。2名からの発売)も設定された。

ラッピング列車の運行スケジュール、毎日18時更新

あわせてJR西日本は、ラッピング列車「パンダくろしお『Smileアドベンチャートレイン』」の運行スケジュールに関して「毎日18時頃、翌日の運行スケジュールをお知らせします」と発表している。「JRおでかけネット」の「くろしおでおでかけしよう」ページから確認でき、運行スケジュールは毎日18時頃に更新されるが、列車遅延や自然災害などの事情で予告なく変更される場合がある。ラッピングを施した車両は基本編成の1~6号車で、増結時の7~9号車(新大阪寄りの3両)は外観・車内ともに通常の車両となる。