お笑いコンビ・浅草キッドの水道橋博士が、17日深夜に放送されたテレビ東京系バラエティ番組『じっくり聞いタロウ』(毎週木曜24:12~)に出演。爆笑問題との確執の真相を明かした。
確執の発端は、1981年から1990年まで放送されたニッポン放送のラジオ番組『ビートたけしのオールナイトニッポン』。水道橋博士は「『オールナイトニッポン』は我々にとっては聖地。木曜日の『オールナイトニッポン』をやるために、自分たちはそこに行って土下座してたけしさんに『弟子にしてください』と言ってたけし軍団にほぼ入った」と打ち明け、「毎週生放送だから、たけしさんよりも先に入って、ハガキを読んで選んで、ってずっとやっていた」と振り返った。
1990年に入るとたけしが「面倒くさい」と番組をよく休むようになり、違う人が起用されることがあったという。そして同年10月26日、代打で爆笑問題が起用され、水道橋博士は「10年間毎週来ているたけし軍団がいて、なぜ爆笑問題を…」と不満。また、第一声から「ビートたけしが死にました」といった発言をしたことにカチンと来たそうで、さらに、「今日我々がやっているということでカリカリしている芸人も多いんじゃないですか。特に浅草キッド。文句あるんだったら来いよ!」と名指しで言われたという。
怒りが爆発した水道橋博士は、放送終了間際に飛び込み出演。「放送中は割とジョーク。芸人同士の探り合いの中で放送は終了した」と言うも、終了後に長時間抗議したそうで、「『君10年早いわ』って俺が言うのもわかるでしょ? たけし軍団のお兄さん方もなぜこれを許すんだと。聖地をなぜ譲るんだとひどく怒って」と生放送後の緊迫の現場を明かし、「それ以来、爆笑問題は浅草キッドを苦手にしてる。苦手というか2組の間には確執が…」と説明した。