FJネクストは7月31日、首都圏に実家がありながら首都圏のワンルームに単身入居している社会人を対象とした「親との距離感」をテーマとする調査結果を発表した。調査期間は6月3日~5日、調査対象は1都3県(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県)に居住する20~30代の未婚社会人で、有効回答は400人。

一人暮らしの1割「親から金銭的援助」

一人暮らしをしている理由(フリーアンサー)をキーワードでまとめた結果、「通勤」が46.8%で最多。次いで「自立」が20.0%、「自由」が11.5%と続いた。

親から金銭的援助を受けているか尋ねたところ、89.8%が「受けていない」、10.3%が「受けている」と回答。「受けている」と答えた割合を男女別にみると、男性9.5%、女性11.0%と僅差だった。年代別では、20代前半が17.4%と最も多く、次いで20代後半14.0%、30代前半7.0%、30代後半3.0%と続いた。同社は「月々の収入とリンクしていると考えられる」と分析している。

親御さんから金銭的援助を受けていますか

「金銭的援助を受けている」と答えた人(41人)に1カ月当たりの金額を聞くと、最小金額「1万円」が26人で主流。中には高額の「20万円」や、最大金額「21万円」という人も各1人いた(共に女性20代)。全体の平均金額は3万2,700円で、男性平均は1万5,300円、女性平均は4万7,700円と、女性は男性の3倍以上の金額となった。

金銭的援助について、自身の感情に一番近い言葉を聞いたところ、「感謝」が75.6%でトップとなったが、「複雑」を選んだ人も14.6%いた。また「当然」は7.3%、「迷惑」は2.4%だった。

金銭的援助について、自身の感情に一番近い言葉

親との心の距離は、現在の住まいと実家の距離より近いか、遠いかとの問いに対しては、「同じくらい」が42.8%、「近い(計)」が34.8%、「遠い(計)」が22.6%となった。