赤ちゃんを子育て中のお母さんであれば、お世話になることも多いであろう"おしりふき"。赤ちゃんの肌を傷めないように作られており、安心して使え、しかも安価で使い捨てできることが、大きなメリットになっている。こんな便利なおしりふき、余ったら他のことに使えないか、と思うこともあるかもしれない。

今回は、子どもを持つマイナビニュースの女性会員300名に「おしりふきを、おしりふき以外の用途で使ったことはあったか」を聞いた。

鳥のフンも拭き取りやすい!? ママたちが実践しているおしりふきの活用法

Q.おしりふきを、おしりふき以外の用途で使ったことはありますか?
はい 73.3%
いいえ 26.7%

Q.おしりを拭く以外でどのように使いましたか? 便利な点についても具体的に教えてください

「手足、口周り、体などを拭く」

・「外食時のお手拭きや口拭きとして。普通のウエットティッシュより大容量で、サイズも大きく拭きやすいため」(46歳/千葉県/広告・出版・印刷/クリエイティブ関連/個人事業主・会社役員)
・「外遊びで顔や手が汚れた時に、仕方なく使った」(39歳/鳥取県/日用品・雑貨/事務・企画・経営関連/個人事業主・会社役員)
・「口や手を拭くために使いました。口や手用のウェットタオルを持ち歩くのが面倒でした。安いので、気にせず使えます」(38歳/大阪府/食品/事務・企画・経営関連/会社員・公務員・団体職員)
・「子どもの手や顔を拭く時。アルコールが入っていないからどこにでも使える」(27歳/埼玉県/食品/その他技術職/会社員・公務員・団体職員)
・「手拭き、鼻拭きにも使ったりしました。濡れているので優しく拭けました」(28歳/沖縄県/農業協同組合/事務・企画・経営関連/会社員・公務員・団体職員)
・「お風呂に入れなかった日に、自分の体を拭いた」(32歳/千葉県/官公庁/事務・企画・経営関連/会社員・公務員・団体職員)
・「わりとおしり以外の体のところでも、問題なくサッと拭けます」(25歳/東京都/その他/営業関連/会社員・公務員・団体職員)

「テーブルや机などを拭く」

・「ウエットティッシュ代わりに。ご飯の時の手や口、使い捨てできるのでテーブルや軽い掃除にも。おしりふきとしていつも常備している物なので、すぐに使えて便利」(28歳/愛知県/その他電気・電子関連/技能工・運輸・設備関連/会社員・公務員・団体職員)
・「お手拭き、テーブルや椅子を拭く。大判で便利」(50歳/東京都/不動産/IT関連技術職/会社員・公務員・団体職員)
・「机とか口とか何でも拭いている。ほぼ水だし、アルコール不使用だし、大丈夫でしょう!」(32歳/宮城県/信用組合・信用金庫・労働金庫/事務・企画・経営関連/会社員・公務員・団体職員)
・「食事の時に、子どもの手や口、机を拭く。水分がたっぷり含まれているので、拭き取りやすい」(32歳/東京都/食品/事務・企画・経営関連/会社員・公務員・団体職員)
・「お菓子の細かい屑を拭き集める時。身近で手に届く範囲にあったので使用。おしりふきと書いてあるが成分的には問題がなく、むしろテーブル布巾より衛生的で、捨てられるので便利だと思った」(48歳/東京都/百貨店/販売・サービス関連/会社員・公務員・団体職員)
・「外出先で食事をした時のテーブル拭き」(33歳/東京都/精密機器/事務・企画・経営関連/会社員・公務員・団体職員)
・「子どもが食べ物を口から出してしまった時、テーブルを拭きました。水分があって汚れが取れました」(33歳/東京都/コンピューター機器/営業関連/会社員・公務員・団体職員)

「床や台所、トイレなどの拭き掃除」

・「子どもの食べこぼしなどで床を拭くのに使っています」(39歳/兵庫県/医療用機器・医療関連/専門サービス関連/会社員・公務員・団体職員)
・「床掃除や、ちょっとしたお手拭きに使っています」(32歳/東京都/官公庁/公共サービス関連/会社員・公務員・団体職員)
・「お手拭きや雑巾替わり。おしりふきという名前だからと言って、おしりにしか使えないことはないから、何にでも使った」(40歳/岐阜県/建設・土木/公共サービス関連/会社員・公務員・団体職員)
・「トイレトレーニング中におしっこがついてしまった便器などを拭く」(39歳/東京都/教育/専門サービス関連/会社員・公務員・団体職員)
・「手や口拭き、こぼした時の床の拭き掃除。サイズが大きいので便利」(46歳/埼玉県/建設コンサルタント/事務・企画・経営関連/会社員・公務員・団体職員)
・「子どもが大きくなって余ったものは、床の拭き掃除やガスレンジの油取りに使った。掃除専用よりも安いから便利」(43歳/東京都/生命保険・損害保険/営業関連/会社員・公務員・団体職員)
・「トイレの便座の掃除。公共のトイレなどで消毒するものがなかったら、おしりふきを使って便座をまず拭いてから座る」(35歳/奈良県/鉱業・金属製品・鉄鋼/事務・企画・経営関連/会社員・公務員・団体職員)

「ベビー用品・おもちゃなどを拭く」

・「手を拭いたり、赤ちゃん用品を拭いたり」(26歳/鳥取県/教育/事務・企画・経営関連/会社員・公務員・団体職員)
・「テーブルや床、ベビーグッズを拭くのに。汚れたら捨てられるし、ウエットティッシュとして」(41歳/宮崎県/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連/会社員・公務員・団体職員)
・「オムツ替えグッズ台の周辺など、除菌シートが切れてしまった時に代用しました」(42歳/茨城県/百貨店/事務・企画・経営関連/会社員・公務員・団体職員)

「その他」

・「ウエットティッシュ代わりに、パソコンの画面を拭いた。リーズナブルだし、肌にやさしい。デメリットがない」(38歳/埼玉県/インターネット関連/クリエイティブ関連/個人事業主・会社役員)
・「ペットにも利用」(32歳/北海道/ホームセンター/販売・サービス関連/会社員・公務員・団体職員)
・「スーパーのカートの汚れ拭き。拭いている時に『ええーおしり拭き……』と変な顔をしながら見てくる人もいるが、ただのウエットティッシュだよ? 水分を含むだけでこんなに使い勝手が広がるのかと思える」(30歳/富山県/官公庁/公共サービス関連/会社員・公務員・団体職員)
・「車についた鳥のフンを取るのに最適。水に濡らしたティッシュより取れやすいと思う」(34歳/愛知県/農林・水産/その他・専業主婦等/会社員・公務員・団体職員)
・「授乳後の乳首拭き」(34歳/埼玉県/人材派遣・人材紹介/その他・専業主婦等/会社員・公務員・団体職員)

総評
おしりふきを、おしりふき以外の用途で使ったことがあると回答した人は73.3%で、全体の4分の3近くが本来とは異なる用途で使用して入る実態が明らかになった。

具体的な使用方法(複数回答あり)としては、「手足、口周り、体などを拭く」が68.6%、「テーブルや机などを拭く」は26.8%、「床や台所、トイレなどの拭き掃除」は16.4%、「ベビー用品・おもちゃなどを拭く」は3.6%となった。「その他」は5.9%、「無回答・特になし」は1.4%だった。なお、「ウエットティッシュ代わり」「汚れを拭く」など、具体的な使用方法を示さない回答も18.6%あった。

おしりふき以外の用途で使用する理由としては、通常のウエットティッシュに比べて大判で使い勝手がいい、水分を多く含んでいるので汚れがよく落ちる、成分的に安心できる、安価である、などが主なものとして挙げられている。また、布巾や雑巾などと違いトイレに流せるなど、使い捨てであることも重宝がられているようだ。特に外出時には、その威力を大いに発揮している様子が見て取れる。

場合によっては"おしりふき"という名称に抵抗がある人もいるかもしれないが、考えてみれば赤ちゃんの繊細な肌のために設計されている製品であれば、大人の体に使用してもまったく問題はないはずだ。ましてやテーブルや床の拭き掃除などであれば、余ったおしりふきを便利に使うのは合理的な方法と言えるだろう。

子どもが成長して、おしりふきを余らせてしまったので他の用途に流用するというケース以外にも、むしろ積極的に使用している人もいるようだ。中でも「ウォーマーにセットしてあり、あたたかいウエットティッシュとして何にでも使う。洗濯量が減るのは助かる」というアイディアには思わず唸らされた。

調査時期: 2016年12月8日~2017年4月24日
調査対象: マイナビニュース会員(子どもをもつ女性)
調査数: 300人
調査方法: インターネットログイン式アンケート

※写真と本文は関係ありません