SUBARUは9日、米国市場向けハイパフォーマンスカーとして、スバルテクニカインターナショナル(STI)と共同開発した「WRX STI TYPE RA」と「BRZ tS」の2車種を投入すると発表した。両車種とも各500台限定で2018年初頭に米国での販売を開始する。

「WRX STI TYPE RA」(米国仕様車)

「BRZ tS」(米国仕様車)

SUBARUは中期経営ビジョンの商品戦略において、STIブランドの活用拡大を掲げており、今回の米国市場向けSTIハイパフォーマンスカー導入により、SUBARUにとって最大市場である米国において、STIブランドのさらなる強化に取り組むとのこと。今回のベース車両には、SUBARU車の優れた走行性能を象徴する「WRX STI」と「BRZ」を選定し、走りへの期待感や所有する喜びを感じることができる専用の内外装を採用した。

「WRX STI TYPE RA」は、カーボン製ルーフ・リヤスポイラーの採用などにより軽量化を実現するとともに、2.5L水平対向エンジンの出力を向上するなど、ベース車両の圧倒的なAWDスポーツパフォーマンスを一層強化した車両に仕上げている。

「BRZ tS」は、車両の応答性能を高めるフレキシブルV型バー・ドロースティフナー採用等によるシャシー性能向上により、ベース車両の超低重心パッケージングがもたらすドライバーの意のままの操縦性能をさらに向上させ、クルマを運転する愉しさを追求した。