減益予想の要因は

吉永社長は減益予想の要因として以下の5点を指摘する。

1.販売台数は増えるが、車種の構成が変化すること

2.原材料の市況が悪化していること

3.試験研究費を増やしていること

4.米国で販売管理費(販売奨励金=インセンティブ)が増加していること

5.タカタ以外にもクレーム費用が若干増加していること

このうち米国の販売管理費については、同国の事業環境が大きく関係している。

インセンティブの増加は避けられない情勢

米国では自動車需要がピークアウトしたとの観測があり、2017年1~4月は全需が前年割れを続けるなど、販売環境が悪化している。スバルは「インプレッサ」が好調で、この4月も前年同期比プラスの結果だったそうなのだが、やはり販売管理費の増加は避けられない様子だ。ただし、スバルのインセンティブ上昇は単純な値下げ攻勢に起因するものではなく、金利が上昇している局面で、低金利クレジットを維持しているがゆえの現象らしい

2016年10月に発売したインプレッサ。手前が「インプレッサスポーツ」、奥が「インプレッサG4」だ。米国でも人気で、4月は6000台の販売計画に対し7000台以上を売ったという

市況の悪化とクレーム費用の増加も、スバルに限った話ではないだろう。減益予想の要因として注目すべきは、販売台数における車種構成の変化と、増加する試験研究費についてだ。