お笑い芸人のなだぎ武が、13日に放送されたテレビ東京系バラエティ番組『じっくり聞いタロウ』(毎週木曜24:12~)に出演し、米ドラマ『ビバリーヒルズ青春白書』に登場するディラン・マッケイのモノマネで大ブレイクした時の最高月収を明かした。また、そのキャラクターばかり求められる呪縛に苦しみ円形脱毛症になったことも打ち明けた。

なだぎ武

ピン芸人日本一を決める「R-1ぐらんぷり」で2連覇(2007年と2008年)したなだぎ。2007年にディランネタで優勝してから、「1年間ディランしかやっていなかった」と振り返り、最高月収を聞かれると「800万円」と答えた。

また、ディランばかり求められる「ディランの呪縛」に苦しんだことも告白。耐えがたかった仕事として、クイズ番組にディランの格好で出てくれと言われたのに、答えるときは真面目に答えてくれと言われたエピソードを明かし、「自分の中でどうしたらいいのかなっていう葛藤…いっとき見失いました」と話した。

そして、「このままだとディランのまま自分自身が1年間で消えてしまう」と危機感を抱き、違うコントもやっていることを見せるために「R-1ぐらんぷり」に再び挑戦し、見事2連覇を達成。「本当に悩んで悩んで、円形脱毛症にもなった」とも明かしたなだぎ。苦しんだ末の連覇は、初優勝以上に喜びがあったようで、「2年目の方が泣きました」と振り返った。

さらに、「(テレビが)トーク番組主体になって、やんちゃなエピソードが僕自身ない方なので葛藤でした」という悩みも明かし、「今思えば開き直ってやっちゃえばいい。単純にやったったらええねんと思うんですけど、そのときは気付かなかった。そういう意味では後悔」と告白。現在は舞台を中心に活躍しており、昨年は7本の舞台に出演したと話した。