カツ丼は「ご飯を大盛りにしたくなる丼メニュー」の2位だった

丼メニューが好きだという日本人は多い。揚げたてサクサクのてんぷら、卵をまとったしっとりしたカツ、甘辛く煮られた牛肉……。丼メニューの多くはご飯が進む具材がこんもりと盛られており、ついつい白米を大盛りにしてしまう人もいる。

炭水化物たっぷりになってしまいがちな丼ものは、ダイエット時の大敵と言っても過言ではないが、そんな丼メニューを「ご飯をがっつりと食べ過ぎてしまう」という観点でみてみると、どの丼ものが上位にくるのだろうか。丼メニューの定番である天丼やカツ丼、親子丼、牛丼が上位に来るのか、はたまた――。

この答えを探るべく今回、マイナビニュース会員307名に「ご飯を大盛りにしたくなる丼メニュー」に関するアンケートを実施。好きな理由も聞いたので併せて紹介しよう。

Q. ついご飯を大盛りにしてしまう丼メニューとその理由を教えてください

1位: 牛丼(41.4%)
2位: カツ丼(36.8%)
3位: うな丼(33.6%)
4位: ステーキ丼(26.7%)
5位: ねぎとろ丼(25.7%)

■牛丼
・「牛丼のタレだけでお代わりできるから」(53歳男性/その他/専門職関連)
・「牛丼は気軽に食べられておいしいし、トッピングもバラエティー豊富だから」(44歳男性/食品/技能工・運輸・設備関連)
・「牛丼は普段からチェーン店で食べてますが必ず大盛りです。肉がおかずでご飯が並ということは男子ではありえません」(48歳男性/レジャーサービス・アミューズメント・アート・芸能関連/営業関連)
・「当家では黒毛和牛で牛丼を頻繁に作るが、炊き立ての白米に非常に合う」(43歳女性/サービス/専門サービス関連)
・「私以外の家族は牛肉が好きではないので家庭では食えない。牛丼は外食でしか食べられない特別なものだから」(52歳女性/その他/その他)

■カツ丼
・「トンカツに溶き卵と玉ねぎ、出汁のかかった丼物の中で最強に好きなカツ丼。毎日でも食べられるぐらいガッツリでおいしいと思う」(34歳男性/その他/その他)
・「やっぱり肉類とご飯の組み合わせは最強で、自分の限界を超えてでもおかわりしたくなる」(54歳男性/ソフトウェア・情報処理/IT関連技術職)
・「たれとトンカツは食欲をそそる」(60歳以上男性/その他/その他)
・「カツだけでもおいしいが、違う魅力がある」(34歳女性/銀行/事務・企画・経営関連)

■うな丼
・「うなぎはやはり高級食材でめったに食べられないので、ご飯を大盛りにした上でつゆだくにして、うなぎをより長い時間楽しめるようにしています。うなぎが先に終わっても、うなぎのつゆの『つゆだくご飯』でもう1回、別のおいしさを楽しめるのも最高です」(45歳男性/システムインテグレータ/IT関連技術職)
・「うなぎの香ばしく焼けたフォルム、あまじょっぱいタレ、いずれもご飯にベストマッチするから」(53歳男性/海運・鉄道・空輸・陸運/IT関連技術職)
・「価格が高く食べる機会が少なくなった。ふわっとした食感とタレの味でご飯多めでも食べられるから」(39歳男性/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)
・「特に高騰中の国産うなぎは匂いだけでもワクワクします」(48歳女性/その他/その他)

■ステーキ丼
・「丼ものは大好きでどれも捨てがたかったんですが、他はほどほどのごはんの量でいいけれど、ステーキはごはんが欲しくなるな~と思って」(38歳女性/その他/その他)
・「ステーキ自体がおいしいし、丼にすることでご飯にも味がしみておいしいから」(25歳女性/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)
・「味が濃いほどたくさん食べられます」(57歳男性/その他/その他)
・「うますぎて肉汁だけでもう1杯食える」(28歳男性/電力・ガス・エネルギー/事務・企画・経営関連)

■ねぎとろ丼
・「無性に食べたくなることがある。贅沢な気持ちになれるから」(30歳男性/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)
・「食べやすくて軽くておいしいから」(42歳女性/その他/その他)
・「基本的にまぐろが好きで、初めてねぎとろを食べた時はあまりのおいしさに感動した」(44歳男性/その他/その他)

■総評

5人に2人からの支持を得た牛丼が1位となった。甘辛く煮られた牛肉とたまねぎで白米が進むというコメントも目立ったが、圧倒的に多かった意見は「牛丼のタレだけでもご飯が食べられる」というもの。「つゆだく」といった具合に量を指定するオーダー方法があるほど、牛丼とそのタレは切っても切り離せない存在だ。タレが多ければそれだけご飯も咀嚼・嚥下しやすくなるため、ご飯を食べすぎてしまうということも十分起こりうる。

2位にはカツ丼が入った。一般的なカツ丼は、トンカツをダシで軽く煮立てて最後に卵でとじるというものだ。牛丼同様、こちらも甘辛い汁がご飯まで染み出るため、箸が止まらなくなるという人が多数見受けられた。牛丼と違い、厚みのある肉にかぶりつくことで肉の味がしっかりと堪能できる点も米が進むポイントのようだ。

3位はうな丼。スタミナ食の代表的存在でもあるうなぎは近年、価格が高騰。特に国内産のうなぎは養殖物でも高値で取引されていることもあり、うな丼やうな重を食べる機会は年間にそう何度も訪れないのが普通のはず。それだけに、せっかくのうなぎを楽しむときは、ごはんも一緒にガッツリと食べたいとの意見が散見された。

ちなみに6位以下は海鮮丼(24.4%)、親子丼(23.5%)、天丼(23.1%)、いくら丼(22.1%)、豚丼(21.8%)となっていた。

大好きな丼メニューをオーダーする際、「太ってしまうかも」と後ろめたさを感じつつご飯を大盛りにしてしまうこともあるだろう。おいしいものを思う存分楽しむことはストレス発散にもつながるため、つい食べ過ぎてしまったときは他の食事でご飯の量を控え、一日のトータルでバランスを調整するようにしよう。

※写真と本文は関係ありません

調査時期: 2017年4月5日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 307名(男性198名 女性109名)
調査方法: インターネットログイン式アンケート