タレントのマツコ・デラックス、有吉弘行が出演するテレビ朝日系新バラエティ番組『マツコ&有吉 かりそめ天国』(毎週水曜23:15~24:15)が5日、スタートした。

マツコ・デラックス

この番組は、同時間帯で放送されてきた『マツコ&有吉の怒り新党』をリニューアルし、「怒り」に限らず、視聴者からのさまざまな「ちょっと聞いてよ」という話を受けて、トークを繰り広げていくもの。「かりそめ」とは、"ひとときの""その場限りの"という意味。アシスタントは久保田直子アナウンサーが務める。

スタジオに登場したマツコと有吉は、天国をイメージしたセットを見て「やだねえ、失敗する予感」「何これ」と漏らし、座ってからも「お菓子もなくなってる」「しかも水」「前はお茶だった」と不満を連発。『怒り新党』最終回の収録から1週間しか間があいていないことも不満だったようで、有吉は「終わった終わった、またかよ!早いよ」と話し、マツコも「1週くらいはなんかできない? まだ気持ちがそんなに新番組っていう…」と訴えた。

2人らしいトークでオープニングが盛り上がると、マツコは「1本目だからちょっと頑張るわけじゃん。それがありながら、ちゃんと撮ろうっていう魂胆がきらい」と発言。「この状況を見て、ちょっと変えようって判断できるディレクターとじゃないと仕事しない。このまま全部撮るって言い出したら今後の付き合いをちょっと考える」とスタッフに対して主張した。

そして、有吉が「めちゃめちゃ怒ってるじゃん。もう怒るの疲れたはずなのに」と指摘すると、「やだー私、怒れる。怒りという心境を取り戻させてもらえたことに感謝する。まだ元気だ私」とマツコ。怒り尽くしてしまったということから番組をリニューアルしたが、その感覚を取り戻したようで、有吉が「またいつか『怒り新党』に戻る?」と尋ねると、マツコは「戻る戻る」と返していた。