味とボリュームにはこだわり
ロカボ牛麺は、米粉入りのこんにゃく麺を合わせだしのきいたつゆで食すメニュー。牛肉、油揚げ、揚げ玉などがトッピングされている。1食あたりの糖質量は22グラムだ。ロカボ牛ビビン麺は同様に米粉入りのこんにゃく麺に、ねぎキムチ、野菜、牛肉をトッピングし、コチュジャンダレをかけて食べる。糖質量は28.5グラムと、こちらも低く抑えられている。並サイズの牛丼の糖質量は106グラムというから、新商品の糖質量はおよそ5分の1程度ということになる。
新商品のロカボ認証の取得にあたっては、前述の食・楽・健康協会に入会、申請し、協会の定める糖質量(1食あたり20~40グラム)に合致しているかの検証が必要となった。また糖質を抑えても、おいしくないのでは商品として成り立たない。すき屋では味の良さとボリューム感をしっかり出せるよう注力したという。
実際に試食したところ、いずれの商品もしっかりとした味付けで、牛肉や揚げ、野菜などを一緒に食べるため、満足感は十分にある。こんにゃく麺も米粉を加えることで、モチモチとした食感を出すよう工夫されている。ただし、やはり基本はこんにゃくなので、うどんやご飯などをしっかりと噛みしめ、飲み下す食感を好む人には、物足りなく感じられるかもしれない。
女性、ファミリーに続き「健康志向の客」を取り込む
今回の商品は、客にとっての「選ぶ楽しさ」の追求をモットーとするすき家が、選択肢の1つとして提案するメニューだという。すき家では、牛丼のサイズに関してはミニからメガまでの6種類、トッピングは7種類を用意している。こうした方策をとっているためか、客層の幅も広がってきたようだ。「以前は客層のメインは男性でしたが、最近では女性やご家族連れなども増えています」というのが同社広報担当の認識だ。
「商品化の背景として、健康志向の人に十分アピールできていないのではという分析結果がありました。健康志向メニューとして、カロリー制限などではなく、ロカボを選んだ理由は、私自身がロカボは健康的であると確信したからです」と語るのは、すき屋の興津龍太郎代表取締役社長。なお、興津社長の「確信」は、前述の食・楽・健康協会の研究調査に基づいているようだ。
