マクロミルは3月7日、プレミアムフライデー導入の職場で働く人を対象とした実態調査の結果を発表した。調査期間は2月25日~27日、調査対象はプレミアムフライデー導入企業等に勤め、2月24日に早帰りの対象だった社会人で、有効回答は400人。

プレミアムフライデー、実際に早帰りできた人は55.5%

全国の公務員、経営者・役員、会社員15,000人にプレミアムフライデー実態把握調査を実施したところ、プレミアムフライデーの認知率は92.2%だった。

また、職場でのプレミアムフライデーが導入されていて、早帰りの対象であるという人は3.5%にとどまり、91.6%は「今のところ導入される予定はない」と回答した。

プレミアムフライデー導入率<ベース:全国の公務員、経営者・役員、会社員/n=15,000>

プレミアムフライデーが職場に導入されていて早帰りの対象だった人(400人)のうち、初回の2月24日に実際に「早帰りできた」人は55.5%、「早帰りできなかった」人は44.5%だった。

実際に早帰りができたか<ベース:プレミアムフライデーが職場に導入されていて、早帰りの対象であると回答した人/n=400>

早帰りができた人に仕事の後の過ごし方を尋ねたところ、「立ち寄った、お出かけした」は79.3%と、約8割が外出したことが判明。反対に「帰宅した」は20.7%だった。

早帰りができ、その後外出した人に具体的な過ごし方を聞くと、「外食をした」が54.5%でトップ。以下、「ショッピングをした」が39.8%、「アミューズメント・レジャー施設に行った」が14.2%、「エステやリラクゼーション施設に行った」が7.4%、「スポーツをした」が6.3%と続いた。なお、プレミアムフライデー推進協議会による消費喚起策の1つに「2.5日旅」があるが、「旅行に行った」はわずか3.4%で、同社は「浸透はこれからのようだ」と分析している。

プレミアムフライデー限定のイベントや割引・サービス等を利用した人は43.2%だった。