寿美菜子、高垣彩陽、戸松遥、豊崎愛生の4人からなる声優ユニット・スフィアが、2017年3月4日・5日に東京・国立代々木競技場第一体育館で2daysライブを開催。自身5度目となる代々木第一体育館でのワンマンライブで、改修工事前の同会場では最後の公演となる。

4日のステージは、詰めかけた一万人の大歓声に迎えられスタート。最新アルバム『SPHERE-ISM』からのナンバーあり、4人それぞれのソロ曲あり、ライブで人気の定番曲あり――。8年間の集大成ともいえるバラエティに富んだ全22曲で満員のファンを熱狂させると同時に、スフィアのライブではおなじみの芝居パートや、全6パターンの華やかな衣装で観客の目も楽しませた。

以前より代々木第一体育館を"ホーム"と呼んでいる4人。随所で、代々木第一体育館での思い出や会場に対する感謝が語られたほか、過去からこの日までの"代々木ライブ"のダイジェスト映像も流されるなど、代々木第一体育館への愛着をファンと共有するステージとなった。

そんな中、ラストのMCで、スフィアから大きなニュースが発表された。2019年に迎えるユニット結成10周年の節目に向け、スフィアとしての音楽活動は"充電期間"に入るという。そして、3月5日の代々木第一体育館公演2日目のあと、6月3日から全国ツアーをスタートさせることも同時に発表となったが、この全国ツアー終了後、2019年の結成10周年までの間、CDリリースやライブなどの音楽活動は行わず、より素晴らしい10周年を迎えるための充電期間に充てるという。

2009年2月にスフィアとしての活動を開始してから8年、数々の記録を作り、さまざまなことに挑戦してきた彼女たちは、記念すべき10周年に向けてさらなるパワーアップを目指す。なお、充電期間突入前ラストとなる全国ツアーのチケット最速先行は現在受付中。詳細は公式サイトにて。

(photo:佐藤薫,HAJIME)