3月18日公開の映画『ひるね姫~知らないワタシの物語~』の完成披露試写会が27日、東京・有楽町の丸の内ピカデリーで行われ、高畑充希、満島真之介、古田新太、前野朋哉、高橋英樹、江口洋介、神山健治監督が出席した。

左から神山健治監督、前野朋哉、江口洋介、高畑充希、満島真之介、古田新太、高橋英樹

本作は、『東のエデン』、『精霊の守り人』、『攻殻機動隊 S.A.C.』といった重厚な世界設定を構築して人間ドラマを描いてきた神山健治監督初の劇場版オリジナルアニメーション。いたって平凡な女子高生のココネ(高畑充希)が、突然逮捕された父親が連行された東京へ夢と現実がクロスする旅に出る、というストーリーとなっている。

主人公・ココネとエンシェンの声を担当した高畑は「とても難しかったです。ココネとエンシェンを微妙に変えるのも岡山弁も難しかったし、何より普段相手の人がいて演っているので、江口さんにいたっては今日初めてお会いしました(笑)。声優って恐ろしい仕事だなと思いました」とアフレコの感想を。作品の出来上がりは舞台あいさつの前日に鑑賞したといい、「何だかすごいことになっていて、説明が難しいんですけど、泣きそうになったり鳥肌がたったり気持ちが忙しい映画になっていて、アニメの力ってすごいなって思いました」と絶賛しながら、「最後のエンドロールに流れる映像も含めて1つの作品になっていると思うので、最後まで見て帰って欲しいと思います」とアピールした。

舞台あいさつ後半には、「夢」に隠された秘密を探っていく本作のストーリーにちなみ、登壇者の夢を心理コンサルタントの晴香葉子氏による夢診断のコーナーも実施。最近見る夢として「稽古中だった舞台を本番直前で降ろされる夢。仮眠中にひたすら水を飲まされ続ける夢」とあげた高畑について晴香氏は「自虐的で打たれ強いと思います。ネガティブなことへの心の準備が出来ていて、ひょうひょうと見られがちですね」と診断。すると高畑は「その通りですね。打たれても次の日は忘れているタイプかもしれないです。ドMかな(笑)」と納得顔だった。映画『ひるね姫~知らないワタシの物語~』は、3月18日より全国公開。