FCAジャパンはフィアットの商用車ブランドが展開する「デュカト」のバンタイプ「デュカト バン」を国内初公開すると発表した。2月2日から開催される「ジャパン キャンピングカーショー 2017」にイタリアブランドとして初出展し、同車を展示する。

フィアット「デュカト」(画像はイメージのため、実際の展示車両とは異なる)

「デュカト」は1981年の導入以降、全世界で500万台以上を生産しており、欧州キャンピングカー市場では70%以上ものシェアを占めている。キャンピングカーとしてだけでなく、商用車や輸送車にも最適な汎用性の高さが人気の理由となっている。

「デュカト バン」は全長5,998mm、全幅2,050mm、全高2,524mmの巨大なボディに、177PSの2.3リットル直列4気筒ディーゼルターボエンジンを搭載する。トランスミッションはATモード付6速シーケンシャル。価格は未定となっている。

FCAジャパンは2016年に2万台と過去最高の販売台数を記録しており、2019年までに年間販売台数を3万台まで伸ばすことを目標としている。成長の柱のひとつとして、新分野への参入を積極的に模索し、その一環として大きな盛り上がりを見せているRV市場へ参入するという。「ジャパン キャンピングカーショー 2017」はアジア最大規模で開催されるキャンピングカーのイベントで、フィアットブースでは「デュカト バン」のほか、フィアットを代表するコンパクトモデル「500」も展示し、来場者にアピールする。