ボクシングのIBF世界スーパーバンタム級王者・小國以載選手がこのほど、1月13日にスタートしたTBS系ドラマ『下剋上受験』(毎週金曜22:00~)の撮影現場を訪れ、キャストの阿部サダヲ、深田恭子、山田美紅羽を激励した。

左から小國以載選手、深田恭子、山田美紅羽、阿部サダヲ

このドラマは、中卒の父と偏差値41の娘が、受験塾にも行かず二人三脚で最難関中学を目指した実話をもとに、小5の夏から中学受験に挑むまでの1年半にわたる家族の奮闘を描いた物語。500日で娘の偏差値を30上げた熱すぎる父・桜井信一を阿部サダヲ、信一の妻・香夏子を深田恭子、娘・佳織を山田美紅羽が演じる。

そんな『下剋上受験』の撮影現場に、昨年大みそかに同局で放送された『KYOKUGEN』内で当時の王者ヨナタン・グスマン選手から勝利を収め新チャンピオンになった小國選手が登場。グスマン選手は23戦22勝(22KO)無敗(1無効試合)という圧倒的な戦績を誇る最強王者で、下馬評でも8-2で防衛するだろうと言われていたが、そんな逆境を跳ね返して王座を掴み取った小國選手は"下剋上チャンピオン"と呼ばれるように。"下剋上"という共通のキーワード、さらに小國選手がかねてから深田恭子の大ファンだと公言し対面を熱望していたこともあり、今回の激励が実現した。

主演の阿部にいざなわれてスタジオに現れた小國選手は、リングの上とはまるで違う緊張の面持ち。会いたいと熱望していた深田の隣に立っても「かわいい! ヤバイ!」を連発するものの全く目をあわせられないというシャイな一面を見せるも、「ドラマの第1話を見て、周りが応援してくれて助けてくれるけど結果を出すのは自分という点がボクシングも受験も似ている」と共感を口にした。一方、チャンピオンベルトを持たせてもらった子役の山田は「重い!」と素直な感想を述べた。

また、ドラマでは深田演じる香夏子が夫の信一(阿部)にパンチやビンタを浴びせることも話題になっているが、小國選手から「腰の回転を使ってキレよく出せばパンチでもビンタでも威力が増す」と深田にアドバイスがあり、阿部が慌てる場面も。終始和やかで、時折爆笑も飛び出す対面となったが、『下剋上受験』の3人は一足先に下剋上を成し遂げた小國選手から勇気をもらっていた。

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