JR西日本は酔客によるホームからの転落事故対策として、北陸本線の4駅でホームベンチの向きを90度回転させると発表した。

金沢駅在来線ホームのベンチも90度回転させ、線路と垂直方向に設置される

ホームでの鉄道人身障害事故は全国的に増加傾向にあるが、そのうち約6割は酒を飲み過ぎた人によるもの。JR西日本の安全研究所が実際に発生した事例から酔客のホーム上での動きを分析した結果、ベンチなどから線路に向かってまっすぐ歩き出し、そのまま転落する場合が多いことがわかった。

このため、酔ったままベンチから歩き出してもホームに転落しないよう、従来は線路と平行に設置していたベンチの向きを線路と垂直方向に変更している。北陸本線では敦賀駅、福井駅、小松駅の3駅で2015年度にベンチ垂直化が完了しており、今回は武生駅、鯖江駅、加賀温泉駅、金沢駅(在来線)でベンチ垂直化工事を実施する。30日までには4駅すべてで工事を完了し、使用を開始する。