Q.2016年を振り返って、自分の家計は何点だったと思いますか?

2016年をお金という観点から振り返ると、あなたはどのような1年を過ごしてきただろうか。今回はマイナビニュース会員のうち男女302名に、2016年の自分の家計は何点だったか自己採点してもらった。

Q.2016年を振り返って、自分の家計は何点だったと思いますか?

1位 50点 25.8%
2位 80点 13.2%
3位 60点 12.6%
4位 70点 12.3%
5位 20点 8.6%

Q.その点数を答えた理由を教えてください。また、2017年に向けて生かしたいことを教えてください

■50点
・「今年の前半は無駄遣いが多かった。後半は財布の紐をしめられた」(39歳男性/化粧品・医薬品/その他技術職)
・「計画的に使用できなかった。2017年は項目別の目標出費を立てたい」(29歳女性/専門店/事務・企画・経営関連)
・「収入が減ったが、それを機に日々の生活でのコストなどを見直して、出費を大幅に防げたのでプラマイゼロで50点。来年は収入を増やしたい」(24歳男性/その他/その他・専業主婦等)
・「欲を言えばきりがないが、家族が健康に暮らせたので50点。特に切り詰める等の予定はないので、仕事に精を出そうと思っております」(49歳男性/設計/建築・土木関連技術職)
・「今後のことを考えて、かなり出費を抑えることができたと思う。反面、貴重な経験ができる機会を放棄してしまったかな、と若干悔しい気持ちもある。来年はそのバランスをもっと納得できるものにしたい」(40歳男性/その他/その他・専業主婦等)

■80点
・「貯金もでき、結果的にバランスよくお金を管理できた」(45歳男性/システムインテグレータ/IT関連技術職)
・「トータルでは、プラスの運用ができた。2017年は今年以上に安定資産の運用割合を増やしたい」(46歳男性/コンピューター機器/IT関連技術職)
・「住宅ローンを完済したので、月々の貯蓄額を増やしたい」(48歳男性/ビル管理・メンテナンス/技能工・運輸・設備関連)
・「貯金もしつつ、趣味にも程よくお金をつかえたと思う」(29歳女性/官公庁/事務・企画・経営関連)
・「不必要なものは買わなかった。これからも買う前に、一呼吸入れてからよく考えて決めようと思う」(66歳男性/その他/その他・専業主婦等)

■60点
・「資産運用が軌道に乗ってきた。来年は格安スマホに変えたい」(32歳女性/官公庁/公共サービス関連)
・「NISAを始めたが、思ったようにのびなかったので、もう少し勉強したい」(48歳男性/フードビジネス/販売・サービス関連)
・「貯めていたお金をつい違うことに使ってしまった。きちんと目標を持ってお金の管理をしたい」(42歳男性/海運・鉄道・空輸・陸運/技能工・運輸・設備関連)
・「光熱費が年々10%くらいずつ節約になってる。頑張った方だ」(45歳男性/サービス/その他・専業主婦等)
・「食費がオーバー気味だったので。節約メニューのレパートリーを増やす」(43歳女性/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)
・「病院代がかかりすぎたので、健康管理をしようと思います」(33歳女性/ソフトウェア・情報処理/事務・企画・経営関連)

■70点
・「仕事がうまくいったので、70点の及第点を付けても良いと思う」(54歳男性/ソフトウェア・情報処理/IT関連技術職)
・「給与天引きの貯蓄を始め、金額は少ないながら毎月確実に積立できた」(46歳男性/官公庁/公共サービス関連)
・「思いがけない教育費にお金がかかり、厳しい家計の1年だったが、一度だけ住宅ローンの繰り上げ返済ができた」(46歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「スマホのデータ使用量が多かった。インターネットでのデータ1日当たりの使用量を設定し、実績確認を行い使用量をコントロールしたい」(66歳男性/その他/その他・専業主婦等)
・「ふるさと納税を目一杯して楽しめた」(51歳男性/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)
・「まだまだ節約できる」(27歳女性/その他/その他・専業主婦等)

■20点
・「転職して、大幅に年収がダウンした」(39歳男性/官公庁/公共サービス関連)
・「イギリスのEU離脱もあり、投信にはもう手を出さず、もう少し様子見をする」(69歳男性/その他/その他・専業主婦等)
・「今年は病気に掛かり、お金がたくさんかかったので、来年は健康な年にしたい」(32歳男性/広告・出版・印刷/クリエイティブ関連)
・「服飾費がかかり過ぎた」(40歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「やりたいことは、たくさんあったのに何もできずに終わった。来年こそはもっと計画的に物事を進めたい」(37歳男性/インターネット関連/IT関連技術職)

■その他
・「40点: ギャンブルにハマりすぎてしまった。来年はしっかり節約することを念頭に生活する。家計簿をしっかりつける」(28歳男性/設計/メカトロ関連技術職)
・「40点: 金額の多寡はともかく勉強不足からムダな出費が目立ちました。金欠状態には陥らなかったので赤点ギリギリです。来年は気前よく募金できるくらいになりたい」(53歳男性/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)
・「90点: 貯金が100万円増えた。貯金だけでなく、旅行にも行った。来年は保険料を見直したい」(32歳男性/教育/公共サービス関連)
・「100点: 住宅ローン完済」(39歳女性/広告・出版・印刷/技能工・運輸・設備関連)

■総評
2016年の自分の家計を自己採点してもらったところ、「50点」と答えた人が最も多く25.8%だった。次いで「80点」が13.2%、「60点」が12.6%、「70点」が12.3%と、6割以上の人が2016年の家計の在り方にほぼ満足し、自分に及第点を与えていることが分かった。

「50点」を選んだ人は、収入が減ってしまったと嘆く人、無駄遣いや出費が多かったと反省する人それぞれだったが、黒字にこそならなかったものの赤字でもなかった、可もなく不可もない1年と考えているようだ。出費を抑えられた反面、「貴重な経験ができる機会を放棄してしまったかも」という意見もあった。

「80点」「70点」と高得点をつけた人たちは、「投資の成功」「バランス良いお金の管理」「住宅ローン完済」「ふるさと納税で楽しんだ」など、さすが景気のいい話題が多かった。 一方「20点」を選んだ人は、「大幅年収ダウン」「運用がふるわず」「病気になった」「服飾費に使いすぎた」など、少し残念な状況が並んでいた。総じて、点数の高い人たちほど、しっかりと家計の目標をもって1年を過ごしていた様子がうかがえる。

2017年に向けた課題として多かったのは、格安スマホなど「通信費の見直し」と、電力自由化に伴う「光熱費の見直し」を掲げるものだった。このほか、「資産運用を始めたい」「外食やコンビニを控えて食費の節約」「貯金を増やす」「家計簿をつける」「保険の見直し」など、それぞれの目標を語ってくれた。みなさんも、年初めに家計の年間計画について考えてみてはいかがだろうか。

調査時期: 2016年12月15日~12月16日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男性210名 女性92名 合計302名
調査方法: インターネットログイン式アンケート

※写真と本文は関係ありません