歌手で俳優の星野源が28日、NHK朝の情報番組『あさイチ』(毎週月~金曜8:15~)に生出演。自身の曲作りにおける変化を明かした。

星野源

星野は、今年の紅白で披露するTBS系ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』の主題歌「恋」に込めた思いを説明。「普段の生活の中にあるいろんなスタイルの恋が当てはまるような歌を作りたい」「いろんなスタイルの恋愛があって、男と女だけじゃないのがスタンダードになっている世の中だと思うので、それを含んでいるといる曲にしたい」と語った。

また、「自分の思いより、見ている景色や周りにあるものを織り込みたい」と明かした星野。「自分の思いは初期の曲には入れてたんですが、今は自分の気持ちより見ている景色を歌にしたり、住んでいる東京の雰囲気とかを音にしてみたいなと」と自身の中での変化を打ち明けた。

その変化は、2012年にくも膜下出血で倒れて入院したことがきっかけだったという。「休んでいた時期はずっと自分と向き合う…自問自答を繰り返すんですが、あきちゃったんですよね。自分じゃなくて人の話を聞きたいと。だから、人の話を聞くのが大好きです」と語った。

さらに、今年の紅白について、「去年の紅白は緊張してしまったので普段通りリラックスした状態でやりたい。だから演出はあんまり考えていない。リラックスした状態で歌と、間奏でちょっと踊ったりとか」と説明。「『恋』は、ダンスナンバーを作りたいという思いで作った。踊りたくなるみたいな。だから楽しく歌えるんじゃないかと」と話し、「テレビの前でやってほしいです」と呼びかけた。