イラン航空とエアバスは12月22日、2016年1月にパリで締結された最初のコミットメントを踏まえ、100機の契約を締結。内訳は、A320ファミリー46機、A330ファミリー38機、A350 XWB機16機で、2017年初頭より引き渡しを開始する。

A330-900neoとA350-900

エアバスの社長兼最高経営責任者であるファブリス・ブレジエ氏は、「これはイラン航空のリニューアルの道を開くだけでなく、画期的な合意です。われわれの包括的な合意には、パイロット訓練、空港運営、航空交通管理が含まれているため、この合意はイランの商業航空分野全体の近代化における重要な第一歩でもある」とコメントしている。

1月28日にイラン航空の導入発表時の内訳は、A320ceoファミリーが21機、A320neoファミリーが24機、A330ceoが27機、A330neoが18機、A350-1000が16機、 A380が12機で、合計118機であったが、今回の確定契約では、A320ファミリーが+1機、A330ファミリーが-7機、A350ファミリーは同数、A380は0となった。

A330-900neoとA350-900

A320neo

この同意内容には、導入機材の効率的な運航と運航開始を支援するパイロットや整備士の訓練、サポートサービスの提供が含まれている。さらに、イランの道路・都市開発大臣によって、イランの民間航空産業の近代化計画の一環として包括的協同の同意が締結された。

これにより、航空交通管理(ATM)の開発や空港および航空機の運用、規則に関する調和、技術および学術訓練、整備、修理、産業協力の支援が実施される。これらの同意は、1月16日に履行されたJCPOA(Joint Comprehensive Plan of Actio: 包括的合同行動計画)および関連する規則と指標の一環として締結された。