共働き家庭が貯蓄できない理由とは?
家計管理に並び、共働き夫婦からの相談として多いのが、収入は多いはずなのになぜか貯蓄できないというお悩み。いざ別々の財布を1つにしようとしても、「これまでのペースでお金を使い続けていたら貯蓄できない……」といった声も聞かれます。例えば、世帯年収800万円あれば、十分な額を貯蓄に回しても生活に余裕があるかもしれません。とはいえ、実際は生活ギリギリで貯蓄ゼロという家庭が多いのも実情です。
共働きで十分な収入があっても家計がギリギリなのは、生活費にコストをかけ過ぎてしまうことが主な要因でしょう。子供がいない夫婦の場合、お互いが飲み代や趣味に費やす分が多く、また、日用品や家具、家電なども少々高価なものを買えてしまうが故に、何にでもお金を使い過ぎてしまう傾向にあります。収入が2つある安心感から、値段が高めのエリアに家を購入してしまうことも。そうなれば住居費がかさみ、子供が生まれると、周りの環境に合わせて教育費をかけ過ぎてしまうケースもあります。
それでも何とか家計が回っているうちは、財布を一緒にしようとしない夫婦も多いものです。また、「自由になるお金が減るくらいなら……」と、家計管理の話題を避けてしまう人も。そのままでは危険なのは、何らかの理由で収入が減ったときです。それまでの生活スタイルからなかなか抜け出せず、家計が管理できていないため、赤字に転落してしまうことも考えられます。
※写真と本文は関係ありません