俳優・山田孝之が、テレビ東京系ドキュメンタリードラマ『山田孝之のカンヌ映画祭』(2017年1月6日スタート 毎週金曜24:52~)に出演することが8日、わかった。
同作は2016年夏、「映画の賞が欲しい」と映画監督・山下敦弘を呼び出した山田が、映画制作に奔走した記録を伝えるドキュメンタリードラマ。山下監督と、友人であるドキュメンタリー監督・松江哲明監督が作品化した。映画の内容も、番組の中で明かされていく。
「今回カンヌを目指して、大切なことをたくさん学びました」という山田は、「振り返って見ると、決してベストとは言い切れない決断があったと思います」と自身の行動を反省する。しかし「行動したことにより気付くことができ、次に役立てることができます」と前向きに語った。
さらに山田は「これからも"山田孝之の"やり方で頑張っていこうと思います」と抱負を述べ、「しっかりと注意してご覧ください」とアピールした。
「山田くんから連絡があり、ひと夏を一緒に過ごしました」と振り返る山下監督は「修行のような毎日で、結果お尻に変なおデキができた」と報告。「山田くんと一緒にいると自分の中の何かが壊れてしまうのでこれからは誘われても山田くんの話に乗らないようにします」と不穏なコメントを寄せた。そして「山田孝之は変な魔法をもっているのでみなさんも気をつけて下さい」と注意喚起した。
「一体、何人の先輩監督たちに怒られることになるんだろう」と心配したという松江監督は「実際、すでに怒られています。かなり本気で(それも撮りました)」と、内容へ期待を持たせる。
松江監督は「山田くんに巻き込まれ、翻弄された日本映画を代表する俳優、女優、監督、スタッフ、そしてカンヌの皆さんには『ご迷惑をおかけしました』としか言いようがない」と謝罪しながらも「迷惑をかけた分、とんでもない映像は撮れている」と自信を見せ、「嗚呼、おそるべし、山田孝之。無事、最終回まで放送されますように」と祈った。
(C)「山田孝之のカンヌ映画祭」製作委員会