JR東日本グループは11月25日12時、東海道線「熱海」駅(静岡県熱海市田原本町)にて駅ビル「ラスカ熱海」を開業する。運営は湘南ステーションビルが行う。

「ラスカ熱海」外観イメージ

同施設は熱海の新たなランドマークとして位置付けられており、そのコンセプトは、"New Atami Style"。観光のユーザーと地元のユーザーにとって便利で魅力溢れる観光地の駅ビルとして、合計36店舗がオープンする。また、駅ビルの開業に合わせ、熱海駅構内美化工事を実施。各ホームへの待合室整備(2015年度実施済)や改札内コンコースの環境整備、構内店舗のリニューアルなどを通じて、駅の利用者の利便性向上を図る、としている。

「ラスカ熱海」内観イメージ

各店舗では、熱海・伊豆半島エリアの個性的な名産品や特産品を取りそろえた。地元の生産者が持ち寄る旬の野菜や果物を中心に伊豆の特産品を集めたマルシェ「伊豆・村の駅」を始め、「菓子舗間瀬」(和洋菓子)、「釜鶴ひもの店」(干物)、「岸 浅次郎商店」(漬物)、「伊豆太郎」(和食店)など地元の名店が多数出店する。また、地元の食材を使った高感度なレストランを展開するなど、熱海の魅力を存分に味わうことができるという。

また、熱海在住のユーザーが、普段の生活の中で利用できるような便利で使いやすい店舗も展開。こだわりの商品をそろえるスーパー「成城石井」や、吹抜けを利用した開放的な空間を提供するベーカリーカフェ「ベーカリー&テーブル」、医薬品をはじめ日用雑貨や化粧品など幅広いアイテムを扱う「ハックエクスプレス」、100円ショップ「キャンドゥ」などが出店し、便利で快適なライフスタイルをサポートするとのこと。

1Fフロアイメージ

2Fフロアイメージ

3Fフロアイメージ

屋上フロアイメージ

また、駅ビル1階には周辺地域の総合的な観光窓口として「熱海観光案内所」が入居。隣接する「ラウンジ」や「ベックスコーヒーショップ」では、待ち合わせや旅行プランの計画など、さまざまなシーンで利用できる快適な空間を提供する。ほかにも、駅と観光地を結ぶ2次交通として「駅レンタカー」が入居するほか、土産や荷物などを運ぶ宅配サービス「ヤマト運輸」も備え、観光のユーザーの多様なニーズに対応する。

今回のオープンを記念し、オープン日の11月25日には、田崎真也氏を招き「熱海の魅力、ワインの魅力」トークショーを開催。国際的なソムリエである田崎氏は、"熱海で創作の商品をお土産に"をコンセプトにした、熱海ブランド認定商品「熱海コレクション A-PLUS」の特別審査員を務めている。当日は、同氏による「A-PLUS」の商品の魅力や商品に合うワインの紹介や、そのワインを楽しむためのポイントなど、ワインの奥深い世界の話を聞くことができるとのこと。詳細は公式WEBサイトにて。

そのほか、開業を記念したさまざまなキャンペーンを11月25日~12月31日の期間に展開し、「ラスカ熱海」限定商品も多数登場する。