ハワイアン航空は現地時間の11月11日、制服の新デザインを発表。新デザインによる制服は、空港のカスタマーサービス、フライトアテンダント、整備部、ランプエージェント、貨物部などのハワイアン航空の運航部門で働く5,000人以上のスタッフが着用を予定している。

新デザインの制服は運航部門で働く5,000人以上のスタッフが着用を予定

新デザインは、制服業界のトップ企業であるAffinity Apparel社や、ハワイ島ヒロにあるデザインスタジオ「シグ・ゼーン・カイアオ(Sig Zane Kaiao)」、そしてハワイアン航空のさまざまな部門を代表する40人の社員で構成される委員会との共同で考案。一新された制服を身にまとった各部門のスタッフが11日、ハワイ・コンベンション・センターにおいて開催されたハワイアン航空が特別協賛する「ホノルル・ファッションウィーク」の「ハワイアン航空プレゼンツ: Runway to Runway ファッションショー」に登場して披露した。

制服のデザインのテーマである「クウ・マコウ("力を合わせる"の意味)」は、デザイナーと委員たちとの話し合いにより生まれた。制服プロジェクトの中心を担ったシグ・ゼーンとクハオ・ゼーン氏は、「力を合わせる」というコンセプトを掘り下げ、「旅」「コミュニティ」「家族」における人々の共通の目的にたどり着き、ストーリー性のある奥深いデザインを生み出したという。

着用は2017年後半となる

シグ・ゼーンは、「"クウ・マコウ"は、全員がひとつになり、つまり、ひとつの家族、ひとつのチーム、ひとつの組織として、ともに力を合わせることを意味しています。ハワイアン航空が、共通のテーマのもとで一致団結に向けて新たな一歩を踏み出そうとしている時に、一緒に取り組みができたことを非常に光栄に思います」とコメントしている。 す。

紫と青がベース

レフアとオヘカパラ(ハワイ伝統の竹のスタンプ)は、部門ごとに異なる構成と色調を使用。オヘカパラは、伝統的なカパ模様の総柄を作る際に多く用いられる複雑なデザインが彫られた竹のスタンプ。一方、レフアはハワイに自生する植物で、ハワイの文化を象徴するさまざまな意味を持っており、フラなどの儀式において装飾品として多く用いられている。さらに、ハワイアン航空の特徴的な紫色、そして2008年より着用されている現在の制服に取り入れられている青色が、新デザインを彩る。

新デザインが施された制服は、2017年1月よりハワイアン航空のスタッフによる実用テストを行った後、2017年後半に長距離航空機A321neoの運航開始に合わせ、着用開始を予定している。