お金の管理や貯金に、最も身近なのが銀行の預金。普通預金、貯蓄預金、定期預金など、様々な預金商品があります。さらに、ネット銀行の登場によって、銀行及び預金商品の選択肢も増えました。少しでもお得にお金を貯めるために、より高い金利の預金にお金を預けようと思うのは賢明ですが、表示されている数字だけに注目していると後で、がっかりしてしまうことも。今回は、預金とそれにかかる利子について解説します。

貯金をするなら知っておきたい! 預金の利子や税率って?

預金にかかる利子の計算方法は?

銀行の店頭やWebサイト上で表示されている預金金利。例えば、「普通預金金利0.001%」「定期預金金利0.01%」などと表示されているのは年利で、1年間でどれだけ利子が付くのかを表すレートです。

一方、定期預金には3カ月定期、6カ月定期など、1年に満たない期間の商品もあります。この場合、実際にもらえる利子は預けた期間分だけ。例えば「金利0.01%」の6カ月定期に100万円を預けるなら、利子の計算は100万円×0.01%=100円ではなく、100万円×0.01%×6/12=50円になることに注意しましょう。

預金の税率は?

税金のことも忘れてはいけません。付与される利子は「利子所得」といって課税の対象です。税率は一律で20%(所得税15%+住民税5%)。利子の額が100円も1万円も税率は同じです。また、普通預金や定期預金など預金の種類も関係ありません。

なお、2037年12月末までは、復興特別所得税が0.315%上乗せされます。2037年12月末までの預金利子にかかる税率は、一律20.315%(所得税15.315%+住民税5%)と覚えておきましょう。