ユニ・チャームはこのほど、男性の「トイレ事情・ちょいモレ事情」に関する調査結果を明らかにした。同調査は9月3~4日、20~50代の既婚男性1,000人(各年代250人)を対象に、インターネットで実施したもの。

普段どんなタイプのパンツ(下着)を身に付けていますか?

普段どんなタイプのパンツ(下着)を身に付けているか尋ねたところ、トランクス派が59.5%、ボクサータイプ派が53.9%だった。年代別に見ると、20~30代はボクサーパンツが多いが、40~50代ではトランクスが主流となっている。

排尿の姿勢について聞いたところ、外出先では「立ってする派」(91.1%)が多かった。一方、自宅では「座ってする派」が51.3%、「立ってする派」が48.7%で、座って排尿する人がやや多くなっている。

排尿の姿勢

1日当たりの排尿の回数について聞くと、平均排尿回数は6.8回だった。20代平均は6.0回、30代は6.9回、40代は7.0回、50代は7.3回と、世代が上がるにつれて平均回数も増加する傾向であることがわかった。

以前と比べて、排尿の「キレ」が悪くなったという実感があるか尋ねたところ、6割以上が「ある」と回答した。20代でも過半数がキレの悪さを実感している。「残尿感」について聞くと、全体の7割以上が「ある」と答えた。20代でも3人に2人が「残尿感」があるという結果が出ている。

排尿後、「ちょいモレ」の経験があるか聞いたところ、84.6%が「ある」と回答した。排尿後のしずく残りで肌やパンツが少し濡れる「しずくモレ」の経験率は79.8%、排尿後の尿道に残った尿が後からモレてしまう「追っかけモレ」が53.9%、股間を伝って足の方にまでモレる「伝いモレ」も33.7%が経験していることがわかった。

「ちょいモレ」の経験がありますか

「ちょいモレ」が起こるのは自宅と職場どちらが多いか尋ねると、「自宅と職場で同じぐらい」が43.5%、「職場」が35.9%だった。特に若い世代で「職場モレ」の傾向が強く、20代では4割の人が「ちょいモレ」は職場で起こる方が多いと回答している。

「ちょいモレ」が起こるのは自宅と職場どちらが多いですか?

「ちょいモレ」の一因となっていると思うものについて聞くと、5割以上が「加齢」と回答した。「仕事のストレス」「家庭のストレス」など「ストレス」が原因という回答は2割超だった。

「ちょいモレ」による不安について尋ねると、「シミ」「ニオイ」「バイ菌」が特に大きいという結果になった。また、「色の薄いズボンをはく」「人前に出る」「近くに人が来る」などの人目を気にする不安を抱えている人が4割弱、「仕事に集中できない」「仕事のパフォーマンスが下がる」といった仕事関連の不安を挙げる人も3割弱見られた。

「ちょいモレ」対策として行っていることを聞くと、6割超が「何もしていない」と答えた。対策をしている人に、「ちょいモレ」に関する不安は軽減したか尋ねると、75.9%が「改善した」と回答した。

また、「ちょいモレ」対策をしている人に自己評価してもらったところ、対策をしている人はしていない人より「自分が好き」「毎日が楽しい」「仕事が充実している」「アクティブに人生を楽しんでいる」といった自己評価が高かった。

自己評価(ちょいモレ対策の対処者と非対処者)