女優の吉田羊が12日、都内で行われた連続ドラマW『コールドケース~真実の扉~』(WOWOWプライム 10月22日スターと 毎週土曜22:00~)の第1話完成試写会&舞台あいさつに、共演者の永山絢斗、滝藤賢一、光石研、三浦友和、波多野貴文監督とともに登壇した。

左から、光石研、三浦友和、吉田羊、永山絢斗、滝藤賢一、波多野貴文監督

同作は、未解決凶悪犯罪・通称"コールドケース"を扱う調査チームの活躍を描く、世界的に人気となった海外ドラマの日本版として制作されたもので、アメリカ国外で制作されるのは今回が世界初となる。日本版は、神奈川県を舞台に、主人公の刑事とそのチームが、未解決事件の真相を解明していく。

同作が、連続ドラマ初主演となる吉田は、心境を聞かれると「1人残らず同じ志で、同じゴールに向かって走れるということがこんなにも楽しくて、こんなにも贅沢なことなんだと痛感する現場で居心地がよかったです」としみじみと語り、「俳優としても、役としても、お互いをリスペクトして前に進んで行ける関係性を築けたのが嬉しかったですし、私が肩の力を抜いて、ムリなく演じさせていただけたのはこのメンバーあってのことなので、心から感謝しています」と頭を下げた。

また、アメリカ版オリジナルキャラクターのリリー・ラッシュと、どのような違いを付けて、役を演じたか聞かれた吉田は「原作を見させていただいたときに、(リリー役の)キャスリン・モリスがとってもチャーミングで可憐で儚くて、私には到底、表現できないものを持っていらっしゃったので、日本版で私がこの役を演じさせていただいて大丈夫だろうかって思っていたんですけど、逆に言えば、アメリカの人では表現できない日本人らしさがあるんじゃないかと思った」と話し、「原作を見たときに、解決の仕方がすごくドライに感じて違和感を持ったので、そこを日本版では日本人特有の人情味で、より近く対象者に寄り添って行くことを大切にしました」と打ち明けた。

また、「ときが経ったからこそ真実にたどり着き事件を解決する」という同作にちなみ、"今だから言えること"を聞かれると、永山は「未解決事件がありました。個人的にWOWOWさんで仕事をさせていただくのが今回で5回目なんですけど、まだWOWOWに加入していないという…」と告白して会場を沸かせ、吉田は「すごいカミングアウト…」と衝撃を受けた様子で「すぐ解決して!」と釘を刺し、永山は「今回を機に加入させていただきます」と約束していた。