俳優の稲葉友が、10月9日スタートの日本テレビ系ドラマ『レンタル救世主』(毎週日曜22:30~23:25 ※初回は22:00~)に、"女装男子役"で出演することが22日、明らかになった。

『レンタル救世主』に出演する稲葉友(右が役の女装)=日本テレビ提供

このドラマは、電話1本で、どんな無理難題もこなす救世主が現れるという新機軸のレンタル会社が舞台。稲葉は、鬱屈とした日々が「レンタル救世主」たちと出会うことで劇的になるヒロイン・零子(志田未来)が通うコインランドリーで、なぜかいつも遭遇する女装男子・薫を演じる。

稲葉は、役作りで一部の体毛を剃り、話し方や仕草を研究。慣れないスカート、ロングヘア、キャラクターの複雑な心理と格闘しながらも、「女性の服と髪とメイクをしていただくと自然と女性の仕草が身体から立ち上がる感覚は演じていてとても新鮮」だといい、共演者やスタッフからは、「かわいい!」「いい女!」と好評だという。

薫は、年齢・正体ともに謎の存在だが、零子の背中を押すことになるキーパーソン。稲葉は「零子に寄り添って謎多き薫という役を演じていけたらと撮影に臨んでおります」と、現場での心境を語っている。

福井雄太プロデューサーは、薫を「一目見て女性と見間違ってしまうような人間的な美しさと、かつ的確人相手の心の中に飛び込んでくる潔さを持ち合わせたキャラクター」と定義し、「非常に男らしくて、でも繊細さも同時に漂わせる稲葉さんがぴたりとハマる」とキャスティング。「ドラマの中にまたどんな輝きを放ってくださるのか楽しみにしています」と期待を示した。

同作で救世主となってやってくるのは、主演の沢村一樹演じるお人好しのダメ男・明辺悠五。莫大な借金を抱えていることから「命をかけて救世主をさせられる」という設定で、お金と家族のために命をかけ、仲間とともに危機を解決していく。