俳優・岡田将生主演のテレビ東京系ドラマ『不便な便利屋』スペシャルドラマの放送が10日、明らかになった。放送日は年末年始を予定している。

左から遠藤憲一、岡田将生、鈴木浩介

同作は2015年4月に連続ドラマとして放送。岡田、鈴木浩介、遠藤憲一が北海道の名もなき田舎町で”便利屋”を営むという設定のコメディドラマで、ドキュメントとフィクションを融合した展開が話題を呼んだ。脚本・監督は、大泉洋を世に出したバラエティ番組『水曜どうでしょう』の企画でおなじみの”ミスター”こと鈴井貴之が務める。

連続ドラマ版では、「1時間で作るスノーマン(雪だるま)の数」を競うギネス記録(TM)に挑戦し、2036体を制作、実際に世界記録を上回るという常識破りな展開を見せた。今回放送するスペシャルドラマでは、劇中で3人が制作するショートフィルムを、札幌市で開かれる『【No Maps/Film】第11回札幌国際短編映画祭(SAPPORO ショートフェスト 2016)』に正式出品する。

岡田は「撮影中から皆さんと続編がやれたらいいねと話していましたが、やっとできます」と喜びを語り、「また一段とパワーアップして帰ってくるので、僕自身楽しみながら最高の作品をお届けできるよう頑張ります!」と意気込む。また、鈴木は「またあの町の空気が吸える!」と、北海道への愛着を示し、「純くん、バツさん早く会いたーい!」と、共演の2名に役名でラブコールを送った。

遠藤は「北海道のキラキラした美しさの中でまたお芝居できるのが楽しみです。東京ではできない北海道ならではの作品になればいいなと思っています」と大人なコメントを。鈴井は、便利屋たちについて「どこからがドラマで、どこからが現実なのか。それはこのドラマ『不便な便利屋』を見てくれる視聴者の皆様にも言えること」と不敵に語り、「テレビ画面で見るこのドラマを日常生活の中に組み込んでもらう。皆さんの生活の一部になる。そんな作品になり得たら最高に嬉しく思う」と展望を述べた。

また、「ドラマの舞台となる北海道の小さな町では、すでにこの続編のことで盛り上がっている」と状況を明かし、「現実での市民の方々にとってはすでにこのドラマは日常化している。そんな人々が日本全国に広がっていくよう願いたい」と、期待を寄せた。

(C)「不便な便利屋」製作委員会