JR東日本は6日、訪日外国人旅行者向けの宿泊施設として、寝台特急「北斗星」の実車パーツを内装に再利用したホステル「Train Hostel 北斗星」と、女性専用のカプセルホテル「(仮称)神田カプセルホテル」を東京都内に開設すると発表した。
両施設ともに、安い価格で長期に滞在したい外国人旅行客のニーズに合わせた宿泊施設として開設される。「Train Hostel 北斗星」は、総武快速線馬喰町駅4番出入口に直結する7階建てビルの1~6階を改装し、12月中旬に開業予定。「北斗星」の2段ベッドや個室寝台の一部実車パーツを内装に再利用し、限られたスペースで細部にまでこだわった寝台列車の空間づくりのノウハウを取り入れる。ベッド数は78で、料金は1泊2,500~4,000円。
「(仮称)神田カプセルホテル」は、京浜東北線・山手線・中央線神田駅から徒歩1分のJR東日本社有地を活用して建設。更地に7階建てのビルを新築し、70ユニットを備えたカプセルホテルとして開業する。外国人旅行客への対応として、館内サインはすべて日本語と英語の2カ国語表記とし、ピクトグラムも併用。ウェブサイトや予約サイトも英語対応とし、受付にも英語のできるスタッフを配置する。
宿泊料金は未定だが、中心価格帯は5,000円程度になる見込み。2017年6月に建設工事を完了し、7月から営業を開始する予定としている。