アイスの「ハーゲンダッツ ミニカップ」のフタを開けると、くぼんでいる部分がハートの形になっているという「ハーゲンハート」。8月10日の"ハートの日"には、SNS上でハッシュタグを付けられて数多く投稿され、話題に挙がっていた。このハーゲンハートはどのようにしてできるのか、ハーゲンダッツ ジャパン広報担当に聞いてみた。
広報担当によると、「ハーゲンハート」は全く意図して生まれたものではなかったという。工場でカップにアイスクリームを入れた後にフィルムのような内ブタを装着するが、その際にアイスクリームの角が押しつぶされて生まれるものではないかと考えているとのこと。
自然にできているものなので、全く同じ形のものは存在しないという。同社は6月1日~10日、1,002個の「ハーゲンダッツ ミニカップ(バニラ、グリーンティー、チョコレートブラウニー、ストロベリー、クッキー&クリーム、マカデミアナッツ)」を調べたところ、完璧な「パーフェクトハート」は1つも見つからなかった。まともなハート型の「クリアハート」でも、出現率は0.2%だったので、そもそもきれいなハート型はほとんど見つからないかもしれない……。
完璧なハート以外には、「キスハート」(出現率2.0%)、「スマイルハート」(出現率26.5%)、「グッバイハート」(出現率2.1%)、「涙ハート」(出現率10.4.%)、など全部で11種類。
「浮気なハート」(出現率11.1%)、「ベビーハート」(出現率3.6%)、「心にぽっかり穴ハート」(出現率15.3%)、「ポジティブハート」(出現率0.1%)などユニークなものも発見されている。
ちなみに筆者も出会えるか挑戦したところ、「なりかけハート」(出現率7.7%)だった。このハートの説明には、「ハートになる途中で固まってしまった、どの種類にもあてはまらない"なりかけ"のハーゲンハートたち」とある。ハートとは言いがたい……。
ハーゲンダッツの新しい楽しみ方でもある、「ハーゲンハート」。詳細は同社公式サイトにて公開している。ハーゲンダッツを買ったときには、ぜひ確かめてみてほしい。
※出現率は全てハーゲンダッツ ジャパンの調査によるもの