JR東日本は20日、「伊豆クレイル」「現美新幹線」をはじめ、乗ること自体が目的となるような「のってたのしい列車」の今年度下半期の運行日程について発表した。

JR東日本の新リゾート列車「伊豆クレイル」。7月16日にデビューした

「伊豆クレイル」は伊豆の景色を眺めながら食とお酒と会話を楽しむ新たなリゾート列車として、7月16日から営業運転を開始した。女性をターゲットに、エクステリアは桜や海風、さざ波といった伊豆ゆかりのモチーフをピンクゴールドのラインで表現。インテリアは伊豆の豊かな自然を感じる心地よい空間を演出し、お酒や伊豆の地産品を販売するバーカウンターも備えている。

同列車は10月以降、3月26日まで年末年始(12月31日から1月2日まで)と2月19・26日、3月5日を除くすべての土休日に運行。下りは小田原駅11時40分発・伊豆急下田駅14時6分着、上りは伊豆急下田駅15時9分発・小田原駅17時12分着の1日1往復が設定される。

特急形電車651系4両編成で運転され、1・3号車の利用は旅行商品による予約が必要。旅行商品では、伊豆の食材を使用した四季折々のオリジナルメニューが楽しめるという。詳細は決まり次第、発表されるとのこと。

「現美新幹線」は10・11月も越後湯沢~新潟間の臨時「とき」として運転

「現美新幹線」は10・11月のすべての土休日(計21日間)に運転される。上越新幹線越後湯沢~新潟間の臨時列車「とき」として設定され、越後湯沢駅8時24分発・新潟駅9時14分着の「とき451号」から、新潟駅18時18分発・越後湯沢駅19時8分着の「とき456号」まで6本(3往復)運転される。

同列車は6両編成で、11号車のみ指定席、12~16号車は自由席となる。各車両には注目のアーティストがこの列車のために制作した現代アートが展示されるほか、地元の食材にこだわったスイーツが楽しめるカフェ、現代アートに直接触れることができるキッズスペースも設置している。12月以降の運転日は決まり次第、発表となる。