ベッキーと「ゲスの極み乙女。」ボーカル・川谷絵音の不倫をスクープした『週刊文春』の担当記者が、30日に放送されたフジテレビ系情報番組『ノンストップ!』(毎週月~金9:50~11:25)にVTR出演し、取材秘話を語った。

ベッキー(左)と川谷絵音

川谷の実家がある長崎での不倫旅行を直撃し、2人の赤裸々なLINEのやりとりを誌面で公開するなど、スクープを連発して世間を驚かせた同誌。顔出しNGを条件に同番組に出演した担当記者は、「ベッキーさんはあまり恋愛のイメージがなかった。そのベッキーさんが激しい恋に落ちているというところと、(その相手が)独身の方ではなくて結婚されている方というところで、誰もが驚くようなニュースになるんじゃないかと思った」ときっかけを語りはじめた。

不倫の情報をつかんだのは、「2人をよく知る人」から。あるルートからその人物とコンタクトを取り、直接話を聞いたという。その後、周辺取材を重ねる中で2人のLINEのやり取りを入手し、「間違いない」と確信。初めてLINEを目にした時は、「記者というより一人の人間として見てしまったというか。つかんでしまったというか」と戸惑いを感じつつ、「生の声を聞きたい」という思いで接触を試みた。

そして、1月4日に2人が「長崎に向かった」という情報をキャッチする。原稿の締め切り日と重なったため、長崎には別の取材班を派遣。担当記者は現地からの報告をまとめるために東京で待機した。2人が長崎に入ってからは徹底マークしていたが、現地からの報告でベッキーの警戒度がかなり高いことが分かり、「この場所で取材すれば間違いなく言い逃れができない」と実家の前で直撃のタイミングを計った。

「川谷さんの実家はマンション。2人がそこから出てきておそらく散歩にでも出掛けようとしていたのか、ビールを持って出掛けて行って。その時は意外と警戒はしていなかったというか。暗かったですし、もう夜になっていました」

油断したところで記者に声を掛けられ、ベッキーは硬直。「どうリアクションをとっていいのか分からないというような感じで非常におろおろ」と混乱している様子で、一方の川谷は「ベッキーさん以上に固まっているというか」。記者から話し掛けられるベッキーの隣で、押し黙って呆然としていたという。

その後、ベッキーは編集部に送った直筆の手紙で、川谷との決別を宣言。内容は誌面に掲載されたが、その現物となる5枚の便箋がテレビで初公開された。担当記者は手紙を読んだ当時を、「すごくきれいな字を書かれるんだなと。便箋は和紙で、ベッキーさんのような若い女性が普段使うような便箋じゃないんだろうなというふうに思って。真摯な自分の気持ちを表したいんだろうなと思いました」と振り返る。

今、ベッキーにどのような思いがあるのかを聞かれた担当記者は、「彼女はすごく仕事が大事だと思っている人なので、また"タレント・ベッキー"として、一流というか一線級の方なので、また頑張ってもらいたいという気持ちがあります」とエールを送っていた。