JR東日本秋田支社と秋田県、秋田市はこのほど、秋田駅で観光拠点を整備するためのリニューアル工事に着手すると発表した。2017年3月末のオープンをめざす。

秋田駅リニューアルイメージ。改札前と待合ラウンジ

現在の秋田駅では、秋田市の観光案内所と待合室、店舗などが別々に配置されているが、リニューアルによりこれらの施設を一体的に整備。現在は東西自由通路を挟んで向かい合わせとなっているみどりの窓口とびゅうプラザを隣り合わせに配置し、より利用しやすくする。

びゅうプラザなどがある東西自由通路の南側には、新幹線や駅南側の風景を眺望できる待合ラウンジを新設。待合ラウンジの中に観光案内所や物販店を配置し、観光の拠点とする。待合ラウンジの東側にはコンビニ、西側には飲食店とコインロッカーをそれぞれ配置する。

リニューアルに際しては、県の補助を受けて実施している秋田駅木質化実証モデル事業の成果を踏まえ、改札内や自由通路に秋田杉の連続したデザインを採用するなど、木質化をさらに進める考え。7月以降順次着工する。