仕入れ力が強い海鮮居酒屋の姉妹店

店内にはカウンターのほか、夜のみ喫煙OKの空気清浄機を完備した半個室席も

次は、カウンターで職人が握る本格寿司が自慢の「回転すし 活一鮮(かついっせん)」を紹介。屋上観覧車のネオンが輝き、すすきのでもひときわ目立つ商業施設「ノルベサ」の地下1階にある店だ。

1976年に創業した寿司処「鮨の山海」をルーツとし、姉妹店の海鮮居酒屋「活菜旬魚さんかい」は現在、札幌市内に8店舗を展開。「活一鮮」は系列店の中で唯一の回転寿司として、仕入れ力の強さを生かした新鮮で良質なネタを提供している。

サプライズ感満点の「本日のおすすめ」

まず注目してほしいのが、季節ごとに旬の魚介を厳選した「本日のおすすめ」だ。筆者が訪れた5月某日は、トキシラズ(産卵期前の白鮭)、海水ウニ、本マグロの中トロ、積丹産の活〆ソイ、"海のフォアグラ"とも呼ばれる珍味のアン肝、名産地・厚岸町の殻付き生カキなどがメニューに並んでいた。しかも各313~518円という破格の安さだ。

人気の定番メニュー「サーモン親子」(1貫313円)。サーモンで巻いた寿司飯の上に、イクラをこぼれそうなほどたっぷりトッピング

「お客さまに驚きを提供して満足していただけるように、いつも『今日は何があるかな』とワクワクしてもらえるメニューをお出ししています」と店長の佐藤いわおさんは笑顔で語る。何を注文しようか迷った時は、その日のオススメを組み合わせた数量限定の「特選三貫セット」がイチオシだそうだ。

また、季節により「道産牛のローストビーフの握り」「活ボタンエビの刺し身」「殻付きウニ」「活イカ」「生サンマ」といった逸品も登場。注文時に相談すれば、ワサビを北海道名物の山ワサビに変更することもできる。

寿司は安くて上質! 地酒も豊富

寿司は基本的に1皿2貫108~518円。イクラ、筋子、ボタンエビなど、職人が握る寿司が自慢

寿司は基本的に1皿2貫108~518円。定番メニューでは、サーモンや、函館産の真イカ、生ウニ、ボタンエビ、活ホッキ、ズワイガニほか、北海道らしいネタがよりどりみどりだ。

北海道の地酒も、純米吟醸酒や特別純米酒を中心に「十一州」「北斗随想」「二世古 彗星」などがそろう。焼酎派なら、熟成させたジャガイモで造られた「インカの目覚め」を試してみてはいかがだろうか。

いつ行ってもサプライズ感満点の季節メニューが楽しめ、コスパ抜群でアクセスも便利な回転寿司。ふらっと足を伸ばしてみたい一店だ。

●information
回転すし 活一鮮
住所: 北海道札幌市中央区南三条西5丁目1-11 ノルベサB1F
営業時間: 月~金曜11:00~15:00・16:30~23:00(LO22:30)、土・日曜、祝日11:00~23:00(LO22:30)
定休日: 不定休