――お子さんに対して麻央さんの思いは?
思わなくていいと思うんですが、申し訳ないなという気持ちが強いんじゃないですか。2~4歳という時期は子供にとっては重要な時期の一つ。自分がそばにいてやってあげられないことが彼女の中では…真面目ですから多いんだと思うんです。だから非常に心苦しく思っているんでしょうが、そういうのも話し合って乗り越えているつもりです。
――何かお子さんの大切なものを病室に置いたりとかは?
幼稚園で作ったもの、絵とか折り紙で作ったものとか。いろんなものを作ってきますので、それを「ママにあげる」ってお見舞いに行くときは、特に麗禾はいろんなものをママにあげています。
――1年8カ月という日々はどんな日々だったか教えてください。
長いですし、これからもまだ続く。おのおのが忍耐のいる1年8カ月、おのおのが非常に悲しんだ1年8カ月だったんじゃないですかね。ましてや公にしないようにしてきた。病気自体が大変な病気。それと闘っている麻央をお母さまやお姉さまや皆が支えている。皆さんそれだけで生活しているわけじゃなく、お姉様もテレビの収録やさまざまなものをしながら、できる範囲で妹の麻央のところ行っていた。1年8カ月間、公にならなかったことが本当に既に奇跡かなと。実は今、落ち着き出している部分もあるので、これ以上早く見つからなくてよかったなという本音と、できればずっとこうならず元気になるまではわれわれ家族が辛抱して支え切りたかったなという部分と、でも隠さないでいいというホッとする部分と、3面があります。
とにかく麻央の病気が治るまで全面的に支えますし、そんなLINEもさっき来たんですけれど、かっこつけて「病気が治っても支え続けるよ」という話は一応して。「逆に俺も支えてね」と。とにかく元気になってもらうことがわれわれ家族としては一番に願うこと。1年8カ月つらかったですけれど、いつか、「あの時間は大変だったけれど、家族にとってはとてもいい経験になれた時間だったね」という会話ができるように、それを夢見て今…1年8カ月といいますが600日弱、日々積み重ねてきたわけですから。なかなか大変だったと思います。
――元気になって家族でやってみたいことは?
あえて言わせていただくと、ずっと休みを取らずに仕事をしてきたんですけれど、今年は休みを取ろうと。体調次第でどこか行こうかなと思うので、皆さん絶対に追っかけてこないでください。
本日はお忙し中、ありがとうございました。まだまだあると思いますけれども、一日でも早く麻央が元気になるようにわれわれ一生懸命努めたいと思っています。できれば、先ほど言ったことと重複しますけれども、なるべく静かに見守っていただきたいというのが我々家族の願いです。本日は本当にありがとうございました。またよろしくお願いします。