関西大学は6月10日、同大学の宮本勝浩名誉教授が試算した「第8回 AKB48 選抜総選挙」(6月18日/新潟県新潟市・HARD OFFECO スタジアム新潟)の経済効果を発表した。経済効果は、全国では約26億6,811万円、新潟県では約24億130万円に上るという。

コンサートに2万5,000人、イベントに2万5,000人、延べ合計5万人のファンが来場するとして、チケット料金が各8,800円であることから、入場代金は合計で4億4,000万円(5万人×8,800円)となる。ファンの宿泊費、交通費、飲食代、雑費については、5億8,704万円と試算。

また約200人の報道関係者が来場すると仮定し、その交通費、宿泊代、飲食費、雑費は820万3,780円としている。さらに、テレビの独占放送の放映権料、テレビ局の宣伝広告、また地元マスコミ関係やイベント関係の宣伝広告費を約2億円と仮定。

これら直接効果の合計が、約12億3,524万円。この直接効果に基づいて内閣府が今年発表した最新の「全国産業連関表」を用いて計算すると、経済効果は約26億6,811万円となる。この約9割の約24億130万円が、新潟市を中心にした新潟県内における経済効果になると推定されるとのこと。

宮本名誉教授は、AKB48選抜総選挙が「地域に活性化をもたらすビッグイベントであると言える」と資料をまとめている。今後も各地で展開され、その経済効果が地域活性化の一助になることを願って試算したという。

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