東京ビッグサイトにて開催されている「東京おもちゃショー2016」のタカラトミーブースで10日、「プラレールアドバンス」商品発表会が行われた。鉄道好きで知られる中川家礼二さん、鈴川絢子さんをゲストにトークショーも実施された。
今回のタカラトミーブースでは、「プラレールアドバンス」シリーズに新たに導入される「アドバンスリンクシステム」を駆使し、山手線全29駅を再現した幅10mの巨大ジオラマが見所のひとつに。本物の山手線と同じ57編成(うち1編成は新型車両E235系)を用意し、自動走行を行う。ひとつの車線に複数の車両を走らせることが可能な「アドバンスリンクシステム」の特徴を生かし、本物さながらの走行風景を楽しめるという。
商品発表会では、登壇後すぐに礼二さんが駅員のものまねで会場をなごませ、その後も「駅の自動放送と駅員の声が被るところ」「N700系のトイレの水の流れる音」のものまねを披露。鉄道関連の動画を公開するYouTuberでもある鈴川さんは、「もうすぐ2歳になる息子がいて、生まれたときから生活の一部としてプラレールに触れさせています。いまは手転がしで遊べる専用のプラレールも出ているので、まずはそこから入って、その後で電車のしくみとかも覚えてもらえたら」と話していた。
ステージ上にセットが組まれ、車両を動かしながら「アドバンスリンクシステム」の説明を聞く場面も。「すごいねこれ。実際の運行システムみたいなのをプラレールでやってるってことですよね。レベルが高すぎますよ」と礼二さんも驚いた様子。鈴川さんも、「ポイントの切換えやストップレールを忘れてプラレール同士をぶつけることも多かったので、これは画期的なシステムだと思いました」とコメントした。
2人はステージ上のセットを走る山手線E235系や「500 TYPE EVA」、北海道新幹線H5系などの車両にも興味を示し、「北海道新幹線は乗れてないんですけど、仕事で仙台へ行ったときの新幹線がたまたまH5系でした」(礼二さん)、「私は開業翌日に新函館北斗から東京まで。E5系だったけどグランクラスに乗れました」(鈴川さん)といったエピソードも。タカラトミーブース内の山手線巨大ジオラマも映し出され、そのスケールの大きさに「これマジですか!? 夢のプラレールやな……」と礼二さんはつぶやいていた。
「東京おもちゃショー2016」は11・12日に一般公開。タカラトミーブースは西館1階(西2ホール)に設置される。なお、今回の商品発表会で紹介された「アドバンスリンクシステム」を採用した商品の第1弾、プラレールアドバンス「H5系新幹線・連続発車ステーションセット」は6月23日に発売予定。新システムを搭載した「連続発車ステーション」と北海道新幹線H5系(4両編成)のセットで、価格は6,500円(税抜)となっている。