アヴィリオ

声優の近藤隆や小野大輔らが、7月より放送スタートとなるオリジナルTVアニメ『91Days』(『ナインティーワンデイズ』)に出演することが明らかになり、それぞれが演じるキャラクターのビジュアルが、このほど公開された。

本作でメガホンを取るのは、『君に届け』シリーズを手がけてきた鏑木ひろ監督。脚本は、『僕だけがいない街』(2016年)などのシリーズ構成を務めた岸本卓氏が担当し、禁酒法時代を舞台として復讐にとらわれた男・アヴィリオの悲しい生きざまをマフィアドラマを通して描く。

キャストとして発表されたのは、近藤や小野に加え、江口拓也、斉藤壮馬、津田健次郎、西山宏太朗、中村悠一、櫻井孝宏、山路和弘の9人。近藤が演じるアヴィリオは、両親と弟を殺したヴァネッティファミリーに対して強い憎しみを抱いており、身を潜めていたが、あるきっかけから、再び姿を現すことになる。そのヴァネッティファミリーのドン・ヴィンセントの息子のネロ役を務めるのが、江口。ネロは明るく陽気な性格で、ファミリーを何よりも大切にしており、義理人情に厚いキャラクターだ。小野は、そんなネロの部下兼親友で仲間思いだが直情的なヴァンノ役を担当する。

このほか、斉藤はアヴィリオの幼なじみの親友・コルテオ役で、津田はヴァネッティファミリーと対立関係にあるオルコファミリーの幹部・ファンゴ役で、西山はネロの弟・フラテ役で出演。また、中村はシカゴを牛耳るドン・ガラッシアのおいのロナルドを、櫻井はネロの部下で参謀のバルベロを、山路はヴァネッティファミリーを圧倒的な存在感で束ねるボス・ヴィンセントを、それぞれ演じる。

鏑木監督は、もともと本作の前に動いていた企画は「ドロドロの恋愛昼メロ」で、さらにその前は「ゾンビパニックモノだった」と回顧。紆余曲折を経て、現在の作風に固まり、「いろいろなマフィア映画からパク……多種多様なインスパイアを受け、皆の頭を使って知恵をひねりだし、ついにオリジナル作品として形になりました」と裏側を明かし、「それはそうと、この作品……まぁまぁ面白いですよ」とアピールしている。

岸本氏は、「脚本を書くときも、それを検討する会議でも、常に最強手を選んで物語を紡いできました」と明言。これにより、「主人公のアヴィリオは、計り知れない業を背負うことになります」と打ち明け、「彼はこの物語に、そして自らの人生にいったいどんな決着をつけるのか……お楽しみに!」と呼びかけた。

さらに、6月26日に本作第1話の先行上映会の開催も決定。こちらの詳細は5月27日、公式サイトでの告知を予定している。

ヴァンノ

ヴィンセント

コルテオ

ネロ

バルベロ

ファンゴ

フラテ

ロナルド


(C)91Days