JR東日本は自分宛の宅配物を外出先で受け取れる「宅配受取ロッカー」を首都圏の各駅に設置すると発表した。6月頃から設置を始め、1年以内に100駅程度に広げる。

日本郵便とヤマト運輸と宅配受取ロッカーイメージ(JR東日本提供)

日本郵便・ヤマト運輸と提携し、両社のロッカーを駅構内に設置。日本郵便「ゆうパック」とヤマト運輸「宅急便」のほか、ネットスーパーなどの荷物や他の宅配会社の配達物も受け取れるようにする。ロッカーは両社ともに幅約1m(2列タイプの場合)・奥行約60cmで、高さは日本郵便が約1.8m、ヤマト運輸は約2.1mとなる。

これらの宅配ロッカーを荷物の受取り場所に指定することで、通勤・通学の行き帰りなどに荷物を受け取ることができ、家で荷物を待つ必要がなくなる。宅配業者にとっても、不在時の再配達による物流コストやCO2が削減できるメリットがあるという。

当面、首都圏の各駅で設置スペースを確保し、両社と連携しつつ設置を進める方針。現状では、池袋駅・川口駅・蕨駅・大井町駅・鶴見駅・藤沢駅・平塚駅・豊田駅・下総中山駅・幕張駅・東所沢駅などが設置駅の候補になっているという。今後、山手線・京浜東北線・東海道線・中央線・埼京線・総武線をはじめとする首都圏各駅への設置も検討する。