最長10連休もできたGWでしたが、どのように過ごしましたか? 楽しかった連休が終わると、ちょっと寂しくて、新社会人や学生さんがかかりやすいと言われる5月病にかかるのもこの頃。

そして、GWに使い過ぎたお金を考えると……気分が落ち込んでしまうという人もいるかと思います。今回は、次の給料日までの乗り切り方を紹介します。

GWで散財し過ぎた人が給料日までにするべき7つの行動とは?

1. クレジットカードの清算と残りの生活費を計算する

GW中にクレジットカード払いをした人は、必ずいくら使ったのかを計算してその分は別途ストックしておきましょう。これをしないと、来月、再来月の支払いと生活費の確保が難しくなってしまう可能性があります。

当然ですが、生活費が足りないからと言ってカード払いにして、支払いを先延ばしにするのは、駄目なクレジットカードの使い方です。これは所得の先取りといって、まだもらっていない未来の給料をアテにした消費に過ぎません。基本は今ある手元に残されたお金でやりくりをすることが大切なのです。

2. 支払うべきお金をキープする

公共料金や税金など支払うべきお金があれば、それには手を付けないように先に払ってしまうか、引き落とし口座へ入金しましょう。

3. 残った生活費を日割りする

1と2といった必ず支払うべきお金から、残りの生活費を割り出して、残ったお金でやりくりすることが大切です。

例えば、次の給料日まで10日あり、生活費の残りが10,000円なら1日あたりに使えるお金は1,000円となり、この金額でやりくりします。つまり、優先順位の高いものだけ買えることになります。

4. 在庫をチェックする

生活に直結する、食品と日用品の在庫をチェックしましょう。そして、足りないものを必要な分だけ買うようにします。注意すべきは、ネットでの買い物です。送料がかかると割高になることや、送料無料になるまで頑張ってしまう人は、この時期のネットでの買い物は控えましょう。

5. ある物で済ませ、自炊が基本

予算内で納めるためには、自炊が基本です。弁当と水筒は必須アイテムですが、予算内であれば、外食や弁当でもOKです。ただし、カップラーメンで済ますなら、おにぎりを持っていく方が健康的です。

急激に予算を絞って制限をするとストレスがたまり、給料日後にその反動が出てしまうので、楽しみながらするのがコツです。

例えば、食材の組み合わせをパズルのように考えて、新たなレシピを作ってみるなどゲーム感覚で取り組むことがおすすめ。アイディアが思い浮かばないときは、レシピサイトを参考にしてもいいでしょう。

6. 休日は掃除をしよう

予算の都合上、外出はなるべく避けたいものです。ショッピングは、買えないことがストレスにつながることも。そんなときは、アイテムの確認と整理+掃除に時間をかけてみてはいかがでしょうか。

これは買い物へ行く前の段階ですると、必要なものがわかりムダな出費が減るという効果もあるので、衣替えも兼ねるといいですね。

その中で売れそうなアイテムがあれば、フリマアプリを使って売って購入資金にしてみてもいいでしょう。運がよければ、しまい忘れていた金券を発掘できるかもしれません。宝探しのように楽しみながらするのもコツです。

7. 給料日以降の予算を決める

限られた予算でやりくりすると、どうしても買えるものに制限がでてしまいストレスを感じてしまう人も多いのも事実。とはいえ、給料が入ったら「ぱぁ~っと♪」は厳禁! なぜなら、また給料日前に1~6を繰り返すことになるからです。

大切なのは、予算を決めてその中でやりくりをすることです。この仕組みとやりくりを定着させることが大切なのです。

とはいえ、1~6の方法でやりくりできたら、少しはご褒美が欲しいというもの。そんなときは、レストランのランチ1回や、有名店のケーキを1つ2つ買うなど、1,000~2,000円予算で心から楽しめるものでご褒美を考えてみてはいかがでしょうか。

使い過ぎてしまったものは仕方がありませんが、そのような場面においてどう切り抜けるかでその後が大きく変わるでしょう。上手に切り抜けられれば、夏のボーナスは貯蓄に回せる分が増えますし、切り抜けられずクレジットカードでしのいでしまえば、その貯蓄分も減ると考えることもできます。

また、こうしたピンチは日頃のお金の使い方を反省し、見直すきっかけにもなるでしょう。

執筆者プロフィール : 丸山晴美(まるやま はるみ)

外国語の専門学校を卒業後、旅行会社、フリーター、会社員、コンビニ店長へと転職。22歳で節約に目覚め、年収が350万円に満たないころ、1年で200万円を貯める。26歳でマンションを購入。2001年に節約アドバイザ―として独立。ファイナンシャルプランナー、消費生活アドバイザーの資格を取得し、お金の管理、運用のアドバイスなどを手掛け、TV、雑誌などで幅広く活躍している。