エアバスは現地時間の4月29日、デルタ航空がA321ceoを37機発注したことを発表。同社は、2013年と2014年にも発注しており、今回の発注でA321に対する発注は3回目となる。

デルタ航空のA321

デルタ航空のA321初号機は2016年3月に引き渡されており、今回の発注を合わせて合計82機のA321を発注している。同社のA321には、CFMインターナショナル社製CFM56-5Bエンジンを搭載。また、同社のA321全機には燃費を最大4%削減する大型のウイングチップ「シャークレット」が装備されている。これにより、航続距離を最大100海里(185km)、またはペイロードを約450km増加させることが可能となる。

デルタ航空に引き渡されるA321の多くは、米アラバマ州モービルのA320ファミリー最終組立工場で製造される予定。モービルの最終組立工場は2015年7月に稼動し、その初号機となったA321が2016年4月25日にジェットブルーへ引き渡された。2017年末までには月産4機を製造する予定となっている。

モービル最終組立工場で組み立てられた初の航空機であるA321は、4月25日にジェットブルーへ引き渡された

2016年3月末時点でデルタ航空は合計165機のエアバス機を運航させる(A320ファミリーが127機、A330が38機)。同社はA320ファミリーの受注残のほか、5機のA330-300、25機のA330-900、25機のA350 XWBの受注残がある。