V6の森田剛が25日、イタリアの都市・ウディネで開催中の第18回ウディネ・ファーイースト映画祭(4月22~30日)に出席し、主演映画『ヒメアノ~ル』(5月28日公開)を披露、吉田恵輔監督とともに現地から称賛を受けた。

左から吉田恵輔監督、映画祭代表 サブリナ・バラチェッティ

同作は、『行け! 稲中卓球部』作者として知られる古谷実の漫画『ヒメアノ~ル』を映画化した作品。ビル清掃会社のパートタイマー・岡田(濱田岳)とカフェ店員・ユカ(佐津川愛美)の恋愛物語と並行して、サイコキラー・森田正一(森田剛)の心の闇を描いていく。

今回、東アジア・東南アジアの最新作をヨーロッパに紹介する「ウディネ・ファーイースト映画祭」コンペティション部門に正式選出され、現地時間19時45分からワールドプレミアが行われた。メイン会場にはイタリアだけでなく、ヨーロッパや南米から駆けつけた1,200人の観客が集い、森田と吉田監督を迎え入れた。

上映終了後、拍手喝采を受けた森田は「映画祭というものにはご縁がないだろうと思っていましたが、今後もタイミングがあえば是非参加したいです!」とやる気を見せた。また、吉田監督は「予想外のところで笑ってくれたり、ビックリするくらいのリアクションの大きさで、ウディネのお客様と一緒に作品を観賞できて良かったです」と感謝の言葉を述べた。

映画祭の代表で最高顧問のサブリナ・バラチェッティは「この作品の緩急の効いたストーリー展開は、ヒリヒリと観客をしめつけ、最後は憐れみさえも感じる映画」とコメント。フェスティバルアンバサダー、マーク・シリングは「ライトコメディからダークドラマへの急展開。心構えなしには観られない怪作の誕生だ」と称賛した。