JR東日本大宮支社はこのほど、老朽化した日光駅のリニューアル工事に着手すると発表した。5月から耐震補強工事や修繕・美装などを順次行い、2017年3月下旬の完了をめざす。

日光駅改良イメージ

1番線ホーム上屋改良イメージ

日光駅は1912(大正元)年の建設で、日光観光の玄関口として栄えた往時の姿を伝える貴重な建造物として地域に親しまれている。今回のリニューアルでは、まず歴史ある駅舎の保存に向けて外壁・屋根・貴賓室・ホワイトルーム(旧1等待合室)で修繕工事を行うとともに、耐震補強などを行い、安全性向上を図る。

ホームでは1番線上屋を建て替え、ホームが明るくなるように改修。2番線上屋も屋根材張替えと塗装工事を行い、美化を図る。団体改札や団体待合所も塗装や照明改良の工事を行う。トイレは男女ともに広めのブースや温水便座の新設、洋式便器への入替えをはじめ、全面的にリニューアル。跨線橋も内装を改良し、窓を大きくするなど駅周辺の景色が楽しめるような空間とする。