到着時に入国手続き未了の乗客全員と連絡がとれ、事情を説明し入国審査を順次実施した

LCC(低コスト航空会社)のバニラエアは4月17日、成田空港に到着した国際線を国内線と誤認識し、乗客を誤って国内線到着口へ案内する事象が発生。これにより、一部の乗客が入国手続き未了のまま入国する事態となり、4月19日に国土交通省航空局長より厳重注意となった。

同件は、成田空港周辺の悪天候(強風)により同社便JW104便(台北発/成田着、乗客159人)は中部空港にダイバート後に成田空港へ到着したところ、ランプ構内バスの配車および運行を実施している委託先が該当便を国内線と誤認識したことが原因。到着時に入国手続き未了の乗客全員と連絡がとれ、事情を説明し入国審査を順次実施した。

バニラエアは、「同件を真摯に受け止め、関係機関と協力し、お客さまへの対応を確実に実施し、原因究明と再発防止に向けて取り組んで参ります。この度はご搭乗のお客さまをはじめ、関係者の皆さまに多大なるご迷惑とご心配をお掛けしますことを深くお詫び申し上げます」とコメントしている。

当面の再発防止策として、18日にランプ構内バス運行会社への配車連絡方法を国際線、国内線の別をより分かりやすく、誤認防止となるように変更。また、到着時刻変更等による配車変更時は、電話やFAXなどを併用した相互確認を強化・徹底する対策をとっている。