昭和46年(1971)から日本国民のお腹を満たしてきた日清の「カップヌードル」。販売開始から45周年を記念し、このほど、史上初のプレミアムタイプ「カップヌードル リッチ」2種類(各230円/税別)が登場した。通常の「カップヌードル」(税別180円)よりも50円高い両商品、どんなリッチ感が楽しめるのか実食してみた。

左から、「カップヌードル リッチ 贅沢とろみフカヒレスープ味」「カップヌードル リッチ 贅沢だしスッポンスープ味」(各230円/税別)

具材とスープが驚くほど豪華!

初となる"プレミアムカップヌードル"は、「贅沢とろみフカヒレスープ味」と「贅沢だしスッポンスープ味」。フカヒレとスッポンというワードだけでも、充分リッチ感が伝わってきそうだが、どちらのスープにもコラーゲンを1,000mg配合というのも魅力的だ。

とは言え、「贅沢とろみフカヒレスープ味」には本物のフカヒレではなく、「フカヒレ風加工品」を具材に採用している。ほかにも、チンゲン菜やキクラゲ、たまご、クコの実を加えており、オイスターソースで仕上げられたスープはとろっとさせることで、よりフカヒレ風が楽しめるようになっている。

「カップヌードル リッチ 贅沢とろみフカヒレスープ味」には、「フカヒレ風加工品」が入っている

一方の「贅沢だしスッポンスープ味」は、スッポンの粉末を用いたスッポンだしで、カツオだしと合わせることで全体的に和風のスープになっている。その中にショウガをきかせているのがポイントだ。こちらの具材には、鶏つみれ、クコの実、白ネギ、シイタケがトッピングされている。

「カップヌードル リッチ 贅沢だしスッポンスープ味」には、大粒の鶏つみれが入っている

香りを意識した後入れ調味料が味を引き立てる!

湯を注ぎ、待つこと3分。最後の仕上げとして、後入れの香味油を追加すれば完成だ。香味油はそれぞれの特徴に合わせたものを用意しており、「贅沢とろみフカヒレスープ味」にはオイスターソースとシイタケの香りをきかせたもの、「贅沢だしスッポンスープ味」にはカツオとネギの香りをきかせたものとなっている。

湯を注いで待つこと3分

最後に香味油を注ぐと完成だ

まずは「贅沢とろみフカヒレスープ味」から。ひと口すすると、今までのカップヌードルにはない、何層にも重なった味わいに驚いた。はじめに「フカヒレ風加工品」の食感で高級感、次にクコの実やキクラゲなど具材の個性を堪能した後に、チキンとポークのうま味を感じる。とろみのついたスープは、中華あんかけのように麺によく絡んでいた。複雑で豪華な味わいが、湯を注いだだけでできてしまうとは……。「カップヌードル リッチ」恐るべし……!

「カップヌードル リッチ 贅沢とろみフカヒレスープ味」は、フカヒレの姿にをイメージしたとのこと

とろみのついたスープが麺によく絡んでいる

一方の「贅沢だしスッポンスープ味」は、豪華な「贅沢とろみフカヒレスープ味」に比べて、上品な味わいが特長。ショウガとカツオがきいた優しい味わいだが、決してパンチが弱いわけではない。鶏つみれ、シイタケといった具材や、スープにとけこんだスッポンの粉末がコクを与えており、丁寧に仕上げられたスープだと分かる。

「贅沢だしスッポンスープ味」は優しくて上品な味わい

鶏つみれはかなり大きめだ

カップヌードル初の"プレミアム"は、230円以上の価値があることが分かった。45周年記念商品はまだ第1弾。今後登場する第2、第3商品に胸が高鳴るところだ。